硫化硫黄泉 (詳細な成分表掲示無し)
共有源泉を引いているが、それとは別に
独自源泉持っているらしい・・・
長野県上高井郡高山村大字奥山田七味2974-53
026-242-2627
男女別内湯 ・ 露天風呂
500円
9:00 – 20:00
七味温泉は、群馬との県境ほど近く、長野の山間にある温泉地です。
山をひとつ隔てた先には、私が大好きな群馬の名湯、万座温泉があったります。
ただ、群馬に近いとは言っても、それは地図上での話し。実際行こうとすると、大きく迂回をする必要があり、結構遠いです。
なので、今まで行きたいと思いつつ、なかなか来る機会がありませんでした。
今回は意を決し、やっとその機会が訪れた次第です。
タイミング良くというか、悪くと言うか、時期は紅葉のまっさかり。
以前この付近に来た際は閑散としていたものですが、この時は「一体どこから集まったんだ!?」と思える程、紅葉目当ての観光客で道がいっぱいになっていました。
この山王荘も例外では無く、結構多くの人が訪れています。
今回は自遊人の無料パスポートで入浴をしました。最初、「こんな時期に無料入浴なんて、嫌がられるだろうなぁ・・・」と思ったのですが、受付では嫌な顔ひとつせず、快く受け入れて下さいました。
感謝感謝・・・
早速頂いたお風呂は、内湯と露天がある、結構立派なものでした。
まずは内湯。
タイル張りなのですが、浴槽の縁に木材が使われており、なかなか良い造りをしたものです。
そこに薄っすらと灰白濁したお湯が張られていました。
硫黄臭がする心地の良いもので、肌触りはシットリ、お湯から上がるとサラサラしてベタつかない、私好みのものです。
正直、七味温泉のお湯ってもっと薄いのを想像していましたが、意外と濃いのでビックリしてしまいました。
湯船の深さは少し深めで、それが私にとっては丁度良く、実に気持ちが良いです。
この内湯の湯口ですが、少し変わっていて面白いです。
お皿の形をしており、そのお皿の中には鯉でしょうか、魚が2匹います。
多少の鉄分を含むお湯で、その為に2匹の魚は黒く変色していました。
お湯を口に含んでみたところ、硫黄の苦味と酸味を感じる、いかにも硫黄泉な感じがします。
実に気持ちが良く、この湯口の傍に陣取り、じっくりとお湯を楽しみました。
続いて露天風呂。内湯からそのまま外に出ることが出来ます。
こちらは岩風呂になっており、目の前に渓流が流れる開放感があるものです。
お湯は真っ白に濁っていました。
季節柄、落ち葉の量が多く、お世辞にも綺麗とは言えない状態です。
お湯の温度も温めで、劣化もかなり激しく、お湯的には見るものがありません。
対岸から丸見えなのも気になるところ・・・
お湯そのものではなく、開放感や景色を楽しみたい人には良さそうですが、私には内湯があればそれで満足。
簡単な確認だけしてそそくさと内湯へ引き返してしまいました。
時間を忘れてゆっくりと入浴が出来る一湯です。
今回は人が多かったので、次回は閑散期に来たいと思いました。
2006-10/22
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