単純硫黄泉? (成分表発見できず)
長野県上高井郡高山村山田牧場3681-347
026-242-2418
男女別内湯 ・ 露天風呂
500円
10:00 – 18:00
奥山田温泉にあるお洒落なペンション、レッドウッドインに立ち寄りました。
ここ、目の前に長閑な牧場が広がり、ドライブインやお洒落な喫茶店などが立ち並ぶ、高原リゾート地と言う風情のところで、少し「浮かれた」雰囲気の場所にあります。
冬場は牧場がスキー場になるみたいで、リフトなんぞもありました。
およそ温泉とは縁の無さそうな場所ですが、しっかり温泉があるのだから驚きです。
普通の人ならば気付かずに見過ごしてしまいそうですね。
このレッドウッドイン、ご主人は評判のシェフらしく、かなり本格的なお料理を提供されています。
中に入ると、そこは完全にレストラン。信州の山中である事を忘れてしまうようなお洒落なダイニングで、多くのお客さんが美味しそうなフレンチを召し上がられていました。
どうやら、レストラン経営にも力を入れられている様子。
そんな中、ケロリン桶を片手に日帰り入浴に来た私は、かなり場違いだったと思われ・・・
もしこれが都内のレストランだったら、完全に追い出されていたでしょう。
少し恐る恐る「あの、お風呂ですが・・・」と言うと、当然ですが、アッサリOK。
ご丁寧にお風呂の場所を案内して頂いた訳です。
いやぁ・・・別にヤマシイ事をしている訳じゃ無いんですけどね。
ちょっとヘンな気分でした。
さて、気を取り直し、肝心のお風呂。
入り口のレストランに圧倒されてしまった訳で、一体どんなのかと少し不安だったのですが、実に素晴らしいものでした。
まずは内風呂。アメーバのような形をしたコンクリート湯船で、薄っすらと灰白濁したお湯が張られています。
光の加減で、少し青く見えなくもありません。
かなり熱めに調整されており、恐らく45度~46度ほどでしょうか。
とても長湯出来るものではありませんが、シャキっと力強いお湯で、短時間で清清しい気分になれるものです。
お湯は明礬臭が強めの硫黄泉で、優しい硫黄臭が漂っています。
肌触りはサラサラするもので、湯切れが非常に良い印象でした。
湯口からはかなり熱めなお湯が注がれており、たまにかき混ぜてあげないとお湯の表面がとても熱くなってしまいます。
お湯を口に含んでみたところ、ほんのり硫黄の苦味を感じました。
続いて、露天風呂。
内湯から外にでて、階段を上がったところに、大きな丸太をくり貫いて造られた湯船がひとつありました。
なんと、樹齢1650年のレッドウッドで造られた丸太風呂だそうで、このお宿の名前もここから取れれているのだとか。なんとも立派な丸太風呂です。
ちなみに、レッドウッド、聞き慣れない木なので、辞書で調べてみたところ、アメリカスギだそうです。余計ワカランですが・・・^^;
こちらに張られているお湯は内湯と同じものです。先客の家族連れが大量加水したせいで、お湯が温くて薄くなっていました。
露天からの景観はあまり良くありません。建物の屋根越しに牧場が見えるのですが、折角の場所なのに、開放感がありません。
ただ、この丸太風呂は見事。屋号にするだけの事はあると思いました。
お風呂も良かったですが、評判のお料理も気になりますね。
次回は泊まってみたいと思った一湯です。
2006-10/22
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