東京都

第二淡島湯 (淡島温泉) ★4.0

冷鉱泉-メタ珪酸、重炭酸そうだの項目で該当
(第2淡島湯) 17.4度 / ph8.49 / H8.4.26
Na+ = 210.7 / K+ = 16.5 / Ca++ = 2.5 / Mg++ = 1.6
Cl- = 16.4 / F- = 0.9 / HCO3- = 457.6 / CO3– = 30
H2SiO3 = 62.4 / HBO2 = 2.8 / 成分総計 = 813mg

東京都世田谷区池尻4-35-25
03-3413-6328
男女別内湯
450円
15:30 – 24:30

住宅街の一角にある温泉銭湯です。
駐車場などは無く、地元の方々が徒歩や自転車で来られる、完全に地元に密着した銭湯です。
比較的すぐ近い所にコインパーキングを見つける事が出来ましたが、15分で100円と言う、東京価格。
2台しか停める事が出来ないので、もし埋まっていたら、別の所を探さなければならない所でした。

さて、内部ですが、とても小ぢんまりとしていて、必要最小限の物がコンパクトに纏められている印象を受けるものです。
シンプルな脱衣所は、昭和の時代をどことなく髣髴とさせる、ノスタルジックな物です。
浴室には、手前に洗い場が並び、奥に湯船。入って右手側にシャワーの個室があります。
こちらも必要最小限の物がコンパクトにまとまっている印象で、どこか昔懐かしさを感じるつくりをしていました。

湯船に張られているお湯は、コーヒーのような濃い黒湯で、透明度10cm程です。
蒲田周辺の黒湯と比較するとまだまだ薄いですが、黒湯を見慣れていない関東以外の人からすると、ギョッとするような濃い色をしています。
浴槽は2つに分かれており、右手側が通常浴槽。左手側がジャグジー浴槽になっていました。
ジャグジー浴槽は常時ボコボコしている訳ではなく、スイッチを押すことで一定時間泡が立つ仕組みになっています。
通常浴槽の方は、静かにお湯が張られています。
多くの黒湯銭湯では、ジャグジーやらジェットバスでお湯が絶えず動きまくり、あまり落ち着かないのですが、ここのお湯は掻き回されていないので、落ち着いてゆっくり入ることが出来ます。

肝心のお湯の印象は、ほんのりと甘いモール臭と、わずかな臭素臭がする物です。不思議と塩素消毒の臭いは感じません。
肌触りはツルツルして気持ちが良く、鮮度が良く感じます。蛇口があり、そこを捻ると、冷たい黒湯の源泉がドバドバと出てきました。
黒湯銭湯と聞くと、塩素臭が強いイメージですが、ここのお湯はそのような事が一切無く、純粋に黒湯の特徴を堪能することが出来ます。

どうせたいした事無いだろうと全然期待していなかったのですが、ここのお湯使いは非常に良いです。
このお湯であれば、毎日でも入りたいくらいです。こんなに気持ちの良い黒湯が東京にあったなんて、思わぬ発見をしてしまいました。素晴らしいの一言です。

私の生活圏内からは微妙に離れているのが残念ですが、機会を見つけてまた再訪したいと思いました。
東京で黒湯めぐりをされる方には、ぜひとも立ち寄って欲しい一湯です。

2008-7/9

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