ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉
(大子町営御免沢温泉1号泉、2号泉) 31.4度 / ph8.7
Na+ = 311.9 / K+ = 1.2 / Ca++ = 26.3 / Cl- = 148.4
F- = 6 / SO4– = 469.5 / HCO3- = 32 / CO3- = 14
H2SiO3 = 24.6 / HBO2 = 9.4 / 成分総計 = 1043mg
茨城県久慈郡大子町大字矢田15-12
0295-72-3200
男女別内湯 ・ 露天風呂
700円(土日祝は1000円)
10:00 – 20:00
栃木県との県境から程近く、茨城県の大子にある日帰りの温泉施設です。
第三セクターとでも言うのでしょうか。かなり立派な建物で、とれも綺麗です。
オープン15分程前に到着したので、開門を待つことになったのですが、私たち以外にも数名待っています。とりあえず列に並んでみました。
暫くすると、お客さんを乗せた公共バスがやってきました。オープンを待つ行列は、気付いたら20人近くなっています。今日は平日なんだけどなぁ~・・・
随分と人気がある施設なのですね!
入り口は10時のオープンと同時に開きました。時間ピッタリで、何だかとてもお役所的な印象を受けます。
列に並んでいた皆さんは、順序良く、整然と受付を済ませて中に入っていきます。
私も受付を済ませ、写真を撮りたいので一目散にお風呂へ向かうと・・・
アレ?誰もいない!
さっきまで並んでいた方々はどちらへ!?
どうやら、皆さん並んでいたのは、休憩室の席取りの為だったようです。
多分今日はココで一日ゆっくりと過ごすつもりの方々なのでしょう。
私が暫く独りで浴室内の写真を撮っていたら、座席を確保したであろう方々が、のそのそと遅れてやってきました。
さて、そんな人気施設のお湯。
まずは内湯。広々とした浴室には、洗い場がずらりと並び、大きな湯船がひとつあります。
お湯は無色透明。りんごが浮いていますが、浴槽内のお湯の流れの影響か、矢鱈と一箇所に固まっています。
お湯は・・・何となく想像していましたが、塩素臭がします。循環がされているので、致し方無いのかも知れませんが、開湯一番でこの状態なのは、少し寂しい気もします。
正直、温泉らしい特徴は殆ど感じません。
続いて露天風呂。
内湯も広々としていましたが、露天もかなり広々としています。
大きな湯船が3箇所もありました。太陽の光を燦々と受け、お湯がキラキラと輝いています。
なかなか開放的で気持ちが良い造りです。
さて、肝心のお湯はと言うと・・・
うーん、こちらからも塩素臭がします。内湯よりは幾分弱いのですが、正直、温泉で嗅ぎたい臭いではありません。
露天のお湯も、やっぱり循環がされている様子です。
お湯はほんの少しだけツルツルする肌触りがあります。
恐らくこれが源泉の特徴なのだろうとは思いますが、それと同時に塩素系温泉にある痒くなる感触があり、肌触りすら薬品による影響かと疑いたくなってしまいます。
お湯の上には、無数の羽虫が浮いています。屋外だから仕方が無いのですが、朝一番風呂で既にこれだけの量だと、夜になる頃にはどうなっているのでしょう。
気にしなければ気にならない数でしたので、塩素臭が弱いと言う理由から内湯では無く露天で時間を過ごしましたが、正直、あまり良いとは思えませんでした。
お湯に関しては、正直少し辛口評価になってしまいましたが・・・
でも、オープン前から行列が出来るなど、この施設を楽しんでいる人がいる事も、確かです。
一日のんびり過ごすには快適なのでしょうね。
この近くには、これと言った温泉も無いので、きっと地元の人の憩い場なのでしょう。
地元の人に愛されつつも、もう少しだけ頑張って欲しいと思った一湯でした。
2010-1/22
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