茨城県

ホテルあかさか (赤坂温泉?・仮称) ★3.5

アルカリ性硫酸塩泉

茨城県日立市十王町伊師856
0294-39-3070
個室内湯
休憩:3600円~ / 宿泊:4600円~
営業時間 24時間

所謂、ラブホです。実は今のように温泉にハマる前に旅先の宿として使用した事があり、なんとなく記憶に残っていたのです。
ネットで探しても情報が出てこなく、記憶を頼りに走ったところ、発見。小高い山のような所にある一軒宿風?で、全室離れになっています。
新しくはありませんが、ボロくも無い印象。場所柄でしょうか、宿泊代は安いです。
温泉である事をアピールする看板や案内などは、私が見た限りではありません。

内部は、まぁ、ラブホですからね。詳細は割愛。写真で想像して下さい。
部屋にある案内には、「硫酸塩泉」だと書かれています。私の記憶は正しかったと嬉しくなります!
ただ、詳細な成分表などは置かれてなく、ちょっと謎めいています。

集金は前金で、オバチャンが取りに来られました。こう言う所ですので、集金のオバチャン、私の顔を見ようとせず、伏し目がちに対応。
私がそのオバチャンに思い切って、「ここは温泉なのですか!?」と聞いてみたところ、オバチャン、バツが悪そうに「えぇ、あ、ハイ」のような、そっけない返事。
食い下がって「成分表とか・・・その、つまり、お湯の分析表ですね。そう言う物はありますか?」と、マニアックな質問をしてみると、オバチャン驚いた様子で、私の事を見上げて、「いえ、無いのですが・・・」「気持ちが良いお湯ですよ」と答えて下さいました。

その後色々と質問し、どうやら沸かしの鉱泉らしき事まで確認。ただ、詳しい事はやっぱり分からないのだそうです。
オバチャンもこんな客の対応は今までした事なかったと思われ、困っている様子でしたので、これ以上の情報収集は断念。
まぁ、それでも温泉だと分かっただけでも、私にとっては大きな収穫なのです。
後で「ねーねー、こんなお客さんいたのよ!」とか、従業員同士盛り上がったのかな?
お騒がせしてスマンです。

さて、そのお風呂。ポリバスで、その都度お湯を張って使います。
湯口がなんかヘン。取ってつけたようなチープさ。
このチープな感じの蛇口を捻ると、50度ちょっとのお湯が出てきます。
10分程で湯船が満たされ、そのままだと熱すぎるので、水(鉱泉?)を足し、48度程度にして入ることにしました。

お湯の印象は、一言で言うと、「ビリビリと来る刺激的な芒硝泉」です。
実際熱く調整しているので、そのせいも勿論あると思いますが、単純泉では味わえない、芒硝ならではの強烈なビリビリ感があります。
まるで電気風呂にでも入っているかのような心地良い刺激!
お湯からはピュアな芒硝臭が香り、思わずウットリ。
僅かながら塩素臭もして、施設の性格上仕方が無い事ですが、そんな不快な臭いをすっかり掻き消してくれる程に芒硝臭が勝っているのは本当に素晴らしいです!
お湯を目一杯湯船に張ってザバーっとするのも爽快!浴槽が数段高い所に置かれているので、流れ落ちるときのインパクトも盛大です!
お湯の無駄遣いゴメンナサイ・・・

驚いた事に、お湯の中でしばらくじっとしていると、体毛に細かい気泡がつくではありませんか!源泉そのものがピュアだからなのでしょうか?
でも、沸かしだしなぁ。ボイラーで加熱する過程でついた泡なのでしょうか・・・?
盛大とまではいかないものの、1分も入っていればすぐに払えるほどの大きさになります。
その都度お湯を張るので、鮮度も抜群なんですね!
寝る前と朝イチで2度、じっくりとお湯を楽しんでしまいました。

「確か温泉だったよなぁ・・・?」「確認がてら、入湯カウント増やしに行ってみるかな?」と、そんな程度のつもりで行ったのですが、予想に反して良いお湯だったので思わぬ大収穫でした。
施設が施設ですので、オススメはしませんが、興味がある方は行ってみる価値があると思います!

2007-10/20

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