単純硫黄冷鉱泉
16度 / ph9.8 / S33.8.31
Na+ = 68.5 / K+ = 1 / Cl- = 16.65 / SO4– = 33.74
HCO3- = 67.85 / CO3– = 25.35 / H2SiO3 = 27.3
CO2 = 13.1 / H2S = 1.7704 / 成分総計 = 257.1mg
茨城県常陸太田市折橋町1409
0294-82-2236
男女別内湯
400円
営業時間 要確認
年に数度開催される、「ゆめぐらんす」と言う湯めぐりツアーがあります。
友人の主催で開催された湯めぐり企画で、毎回10人から、多い時だと20人くらい参加します。
最初は声を掛けて頂いて参加するだけの立場だった私ですが、いつの頃からか、ツアコン担当になり、行程などの企画を任されるようになりました。
まぁ、行程を任されるとは言っても、ツアコンは私一人では無いので、役割分担で対応する事が多いです。
とは言っても、20人の皆さんをガイドする訳ですので、責任は重大です。毎回、念入りな下準備が必要なのですね。
今回企画中なのが、いわき湯本を宿泊地にした湯めぐりツアーです。
と言う事で、調査がてら訪れたのが、ここ、横川温泉です。
場所は茨城県の北部に位置し、いわき湯本からは少し外れていますが、場合によってはここに立ち寄る事も十分にあり得ますからね!
さて、その横川温泉。観光名所として有名な袋田の滝へ向かう途上にあります。
国道沿いにポツンとあり、意識していないと気づかずに通り過ぎてしまいそうな、小さな温泉地です。
3軒の旅館があり、まず最初に立ち寄ったのがここ、山田屋旅館さんです。
3軒ある中では一番奥まった場所にあるので、あまり目立たたず、ひっそりと佇んでいました。
山田屋さんのお風呂は、内湯のみです。ちゃんと男女別なのは一安心。
歴史がありそうなお宿ですが、お風呂は意外と手入れされているような印象で、結構綺麗なタイル張り浴室でした。
湯船はシンプルにひとつあるだけで、洗い場数人分と言う、必要十分な造りです。
お湯は無色透明で、ほんのり甘い硫黄臭。湯口からお湯がザブザブと注がれていますが、残念ながら、これは循環された物です。
この横川温泉は、正確には鉱泉ですので、沸かしているので、仕方がありません。
ただ、沸かすと源泉の特徴を失う鉱泉が多い中、これだけしっかりと硫黄臭が残っている事には、少し驚きました。
肌触りも素晴らしく、ツルツル滑りが良くて、肌にしっとりと馴染むような心地良さがあります。
湯船の一角には蛇口があり、ここを捻ると冷たい源泉がドバドバと注がれます。
源泉の臭いを嗅ぐと、湯船に張られているお湯よりも格段に強い硫黄臭を感じました。
なお、こちらのお宿では、お蕎麦など軽食を頂くことが出来ます。
私も浴後にお蕎麦を頂きました。
ツルツルな手打ち蕎麦で、なかなか美味しいです。関東風って感じですね。
個人的には、ガッツリと食べ応えがあって、蕎麦の香りも強烈な山形蕎麦の方が好きですが、こちらは万人受けしそうな味だと思いました。
お風呂とセットで楽しまれるのも良いかも知れません。
2009-10/30
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