ナトリウム カルシウム-塩化物 炭酸水素塩泉
(満寿屋源泉) 63.5度 / ph6.9
Na+ = 320.1 / Ca++ = 89.7 / Mg++ = 26 / Fe+ = 0.7
Cl- = 445.9 / SO4– = 47.7 / HCO3- = 485.2
H2SiO3 = 239.3 / HBO2 = 29.1 / CO2 = 274
成分総計 = 1961mg
栃木県那須塩原市塩原770-1
0287-32-2001
男女別内湯 ・ 露天風呂
600円
14:00 – 21:00
国道沿いの、温泉街一角にある旅館です。
ずっと「まんじゅうや」と読むのかと思っていましたが、「ますや」が正解です。
場所柄、仕方が無い事ではありますが、妙に縦長で、ぱっと見た限りでは旅館と言うよりビジネスホテルのような外観をしています。
駐車場に車を停めたところ、中から女将さんをはじめ、従業員の方が揃って出てきて、お出迎えしてくれました。恐らく宿泊客だと思われたのでしょう・・・
申し訳ないと思いつつ、「湯巡りなのですが・・・」と言うと、それでもとても感じ良く接して下さり、実に印象が良いです。
お風呂は男性用が3階、女性用が4階にあります。男性従業員の方が、エレベーターでそれぞれのフロアまで案内して下さいました。
さて、お風呂ですが、内湯と露天があります。
内湯は結構広々したものですが、露天はベランダの一部を改造したような、とても狭くて取ってつけたようなものです。
まずは内湯。ほんのり緑がかった透明なものです。若干熱めに調整されたお湯がざぶざぶと掛け流されていました。
肌触りは僅かにツルツルするもので、モール臭が漂うなかなか気持ちが良いお湯です。
源泉温度が高い為か、湯口内で加水されています。鼻先を突っ込んで臭いを嗅いでみたところ、強いアブラ臭がしました。
モール臭と揮発性アブラ臭が混じったような臭いで、湯田巣郷温泉のお湯を大量加水で薄めたような感じがするものです。
実に素晴らしいもので、湯口に鼻先を突っ込み、臭いを嗅ぎながら入浴してしまいました。
他に人がいなかったから良いものの、絶対怪しい人ですね。^^;
続いて露天風呂。前述の通り、マンションベランダを改造したような、お世辞にも広いとはいえないものです。
湯船は一つあり、どう見ても一人用の大きさしかありません。
お湯は内湯と同じく、薄緑色をした透明のもので、湯口からチョロチョロと注がれています。
こちらも湯口で若干加水されていました。
残念だけど仕方が無いかな・・・
小さな浴槽で、フロアと湯船の縁に段差がある為、入るとお湯がザバーっと音を立てて流れ去り、なかなか気持ちが良かったです。
湯上り、エレベーターでフロントに戻ると、女将さんがお茶を用意して下さっていました。
大変恐縮です。お茶を飲んでいる間も、女将さんや従業員の方達が入れ替わりに話しかけてこられ、とっても暖かいお宿だと思いました。
折りしもチェックイン時間、宿泊のお客さんがちらほら見えられていましたが、どの方もリピーターらしく、「○○さん、今日は前回のお部屋が取れなかったの」とか、「××さん、お待ちしておりましたよ。お久しぶりです!」なんてやっていました。
きっと皆さん、この素晴らしい接客に満足され、何度も通う事にされたのでしょう。
お湯だけでなく、接客も素敵で、短い間でしたが、とても気分が良い滞在となりました。
欲を言えば、源泉の素性が良いだけに、加水なしで入ってみたかったなぁ・・・^^;
2006年 7月8日 - 初訪問時のレポート
2007年2月10日 – 再訪
友人と一緒に再訪しました。
お湯の見た目は前回と変わらず、うっすら緑色をした、湯底がしっかり見える程度にごく僅かな濁りを帯びたお湯です。
ただ、前回ハッキリと感じる事が出来た湯口のアブラ臭ですが、今回は何故か感じる事が出来ず・・・
うーん、前回がたまたまラッキーだったのか、今回は運が悪かっただけなのか。
でも、女湯に入った友人達によると、しっかりアブラ臭がしていたそうな。
ナンダロ、ちょっと不思議です。
湯上り、前回同様お茶を勧めて下さいました。
時間の都合上、頂く事無くお宿を後にしましたが、感じの良い対応は健在で、改めて接客の良さを実感できました。
とても素敵なお宿です。また利用したいな~・・・
コメント