含土類塩化物・重曹中性冷鉱泉
栃木県那須郡那須町高久乙1894-20
内湯 × 1
0287-78-0703
入浴 : 350円
10:00 – 16:00
柳沢鉱泉「清水屋旅館」は、那須の別荘地にある一軒宿です。
お湯(というより、鉱泉だからお水?)が良いという噂を聞きつけて行って参りました。
別荘地のかなり入り組んだところにあり、ナビが無いとたどり着くまで一苦労しそうです。
宿の外見は、ちょっと大きめな民家といった感じの建物です。
中に入ると、愛想の良い女将さんがお出迎えしてくれました。
日帰り入浴をしたい旨を告げると、快く受け入れてくれ、お風呂場まで案内してくれました。
女将さん曰く、お湯の表面に埃のような物が浮いているが、それはカルシウムの結晶だから、気にせず入浴してほしいとの事です。
期待に胸を膨らませつつ、いざ浴室へ。
浴室は内湯のみで、一箇所だけです。特に男女別は無さそうでしたので、貸切状態で交代での利用になりそうです。
浴室内には湯船が一つ。鉱泉を暖める為か、湯船の中には蛇腹状のホースが何本も取り付けられており、ウネウネしていて何となく不気味です。
期待していたカルシウムの結晶ですが、確かにお湯の表面に薄い膜のようになって浮いていました。
ほかの温泉などでも良く見かける湯花とは若干感じが違うもので、喩えるならば、冷えたラーメンのスープ表面に出来る、油の膜のような印象です。
かき混ぜてみたところ、膜はお湯に溶けて消えてしまいました。
お湯は薄黄土色に濁る炭酸水素塩泉。さっきまで見えていた蛇腹のホースも、かき混ぜてしまえば見えなくなる程の濁り具合です。
浴槽内の温度はおよそ43度前後で、少々熱め。蛇口があったので加水(加鉱泉?)し、好みの温度にして楽しませて頂きました。
臭いは弱鉄臭で、飲んだ印象はほぼ無味。僅かな鉄錆味と塩分を感じました。
湯上りはポカポカで、なかなか温まるお湯です。ただ、汗だくになってしまったかと言うと、そんな事は無く、以外とサッパリした気持ちの良いお湯でした。
2005-5/7
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