ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉
(福渡区右岸源泉) 59度 / ph6.2 / H4.3.16
Na+ = 272.6 / K+ = 19.8 / Ca++ = 65.7 / Mg++ = 4.9
Cl- = 344.1 / SO4– = 164.1 / HCO3- = 176.1
H2SiO3 = 127.7 / 00 / HBO3 = 24.3 / 139.2
成分総計 = 1341mg
栃木県那須塩原市塩原190
0287-32-2005
男女別内湯 ・ 混浴大浴場 ・ 露天
800円
13:30 – 17:00
福渡温泉街の一角にあるお宿です。箒川沿いにとても風格ある建物があり、そこに和泉館とありましたので、そこが入り口かと思いきや、受付けは通り向かいのビジネスホテルのような建物にあります。
うーん、この門をくぐってみたかったのですが・・・
ただ、浴室はこの風格がある建物側にあり、2つの建物は地下道で繋がっていました。
公道の下にトンネルを掘ってしなうなんて、温泉地にある旅館としては随分と手が込んでいます。
お風呂は男女別小浴場、混浴大浴場、女性専用露天風呂があります。
まずは混浴大浴場。本当に大浴場って感じで、とっても広々としていました。
浴室中央に30人以上ゆったりと入れそうな大きな湯船がドカンとあり、無色透明のお湯が並々と張られています。
恐らく、数十年前に完成した時は、話題になって多くの人が利用したであろう風格のある浴室。この時は私以外の利用者がおらず、寂しいまでの静寂に包まれています。
湯口は浴槽内にあるようで、湯面が鏡のようなお湯に体を沈めると、お湯が静かに波打ちました。
湯底が緑に塗られており、適度な暗さも相まって、妙に神秘的な雰囲気を醸し出しています。この絶妙な鄙び風情、大好きですね~!
お湯は芒硝泉で、手持ちの温度は42度で適温です。
ただ、芒硝成分のせいで、肌にビリビリと痺れるような刺激を感じ、矢鱈と熱く感じます。
湯切れが非常に良く、お湯からあがると、熱かったのが嘘のように、体が一瞬でさっと冷えます。
浴室の風情と良い、お湯の鮮度といい、関東でこんなに良い芒硝泉に出会えるなんて、想像すらした事がありませんでした。
出来る事ならば時間を忘れてゆっくりしていたかったなぁ~・・・
続いて男女別の小浴場。こちらも適度に鄙びていて、良い風情を醸し出しています。
完成した時は斬新なデザインであったであろう、幾何学模様な湯船が、不思議な鄙び風情を醸し出す良いスパイスになっています。
ただ、お湯だけで話をした場合、ちょっと温めで、芒硝成分のビリビリも無く、少し物足りなさを感じます。
やっぱオススメは大浴場かな?
すばらしい風情に、素晴らしいお湯。
ここは無性に気に入りました!
芒硝泉が好きな人ならば間違いなく喜んでもらえる一湯です。
是非とも再訪したいと思いました。
2007年2月10日 – 再訪
友人と再訪しました。
チェックイン時間よりも少し早かったせいか、今回も大浴場を貸切でゆったり利用する事が出来ました。
レトロチックな緑の浴室でとても落ち着く事が出来、マッタリとした時間が過ぎていきます。
やっぱココは良いなぁ~・・・
お気に入りの一湯です。
2015年 12月19日 ー 何度目かの再訪
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塩原の無色透明系温泉の中でピカ一に好きな和泉屋旅館さんに立ち寄ってきました。
いつ来てもとても良いお湯で、静かに湯浴みを楽しむ事が出来ます。
この日は東北から来た温泉仲間ご一行と一緒だったのですが、ここ和泉屋さんはどこを差し置いても絶対に入って欲しいお宿のひとつでした。
ちなみに私は現地を確認したわけではありませんが、2020年の1月で廃業されたとの話を聞きます。
年季の入ったお宿ですので、遂にその日が来たかと言う気がしますが、お湯も風情も素晴らしかっただけにとても残念です。
どのような事情かは知りませんが、買い手がつくなどして復活してくれたら嬉しいのですが・・・
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