群馬県老神温泉

東明館 (老神温泉) ★4.5

単純硫黄温泉
(4号泉) 50.8度 / ph7.8 / H16.10.12
Na+ = 166 / K+ = 4.19 / Mg++ = 0.68 / Ca++ = 24.6
Al+++ = 0.79 / Cl- = 145 / F- = 8.9 / SO4– = 164
HCO3- = 37.9 / HS- = 5.1 / H2SiO3 = 68.3
HBO2 = 7.9 / CO3 = 4.4 / H2S = 1
成分総計 = 640mg

群馬県沼田市利根町大楊1519-2
0278-56-2641
男女別内湯 ・ 混浴露天風呂
料金 手形使用
13:00 – 20:00

老神温泉の旅館が立ち並ぶ中心部から、川を挟んだ所にあるお宿です。
客室数22の中規模旅館と言う感じですが、源泉が「4号泉」とあり、他所で使っていない物である事と、お宿のHPで源泉100%掛け流しとあったので、どんな物だろうと興味が沸いて行ってきました。
立ち寄りは湯めぐり手形を使用。ちなみにこの湯めぐり手形、1500円で3箇所に立ち寄る事が出来ます。
1箇所500円はそれほど安くありませんが、老神温泉は入浴料がどこも高めで、この東明館は現金だと1000円もするので、結果的に見るとお得です。

さて、たどり着いたその東明館。ちょうど崖地のような場所に経っています。玄関を入り、入浴の受付をして、目指すお風呂は階下にありました。崖地に経っているので、地下にはなっていません。

お風呂は男女別で、女性用には内湯のみ。男性用は内湯と、露天風呂にも続いており、この露天風呂は混浴のようです。
まずは内湯。旅館の規模からすると相応と言う感じの、そこそこ広いお風呂です。
右手側に洗い場が並び、左手側に湯船がひとつありました。湯船の前には大きなガラスがあり、外の景色を眺めることが出来るようになっています。
外は崖で、渓谷を見下ろすことが出来そうですが、目の前を遮る木々が邪魔して見えません。
それはそれで、緑が沢山で良い雰囲気ですけれども・・・

お湯は灰白濁で、足先は完全に霞んで見えなくなってしまうものです。
少し熱めで、44度ちょっとありそう。湯口からはお湯がザブザブと注がれており、しっかりオーバーフローしている、掛け流しです。
お湯に身を沈めてみると、ガツンと入り応えがあります。お湯からは強い硫黄臭を感じます。

びっくりしたのが、お湯の色と、その湯花。なんと、黒い湯花が無数に舞っているではありませんか。
老神は単純硫黄泉と聞いており、無色透明をイメージしていただけに、この特徴的なお湯にはビックリしました。
湯口にはちゃんと飲泉用のコップも置かれています。口に含むと、渋い硫黄味を感じます。
湯口で臭いを嗅ぐと、硫黄臭をいっそう強く感じる事が出来ます。なんとなくどこかのお湯に似た感じを受けたのですが・・・どこだろう。
色はちょっと違うけど、網張かな・・・?

続いて露天風呂。とは言っても、露天は見学のみに留めました。
雰囲気良いです。ただ、なんとなく、お湯は内湯の方が絶対良いと思い、何故か入る気がしませんでした・・・

特徴的なお湯でビックリしてしまいました。
温泉めぐりはまだまだ奥が深いです。
幾ら色んな所に入っても、新しい発見が、いたるところで私の事を待ち構えています。
ますます「湯めぐり」と言う趣味がやめられないと思ってしまった、素晴らしい一湯でした。

2008-9/21

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