群馬県草津温泉

西の河原露天風呂 (草津温泉) ★3.0

酸性-塩化物・硝酸塩温泉
(万代鉱源泉) 96度 / ph1.5
Na+ = 116 / K+ = 67.7 / Mg++ = 57.2 / Ca+ = 98.3
Fe++ = 11.1 / Mn++ = 3.09 / Al++ 55.1 / H++ = 31.6
F- = 23.8 / Cl- = 998 / SO4– = 789 / HCO3- = 84.1
H2SiO3 = 537 / HBO2 = 27.8 / H2SO4 = 67.2
成分総量 = 3720mg

群馬県吾妻郡草津町大字草津521-3
0279-88-6167
男女別内湯
500円
7:00 – 20:00 (冬季は9時から)

恐らく、草津で一番有名なお風呂がここ、西の河原大露天風呂です。
雑誌などで草津が出るとされると必ず紹介される所ですが、偏屈な私は、今まで何度も草津に来ているにも関わらず、あえてずっと避けていました。
湯船が小さい内湯が好きな私からすると、でかい湯船の露天なんて、興味の対象から大きく外れていたからです。

その為、温泉マニアじゃ無い友人などから、「草津へ行って来たよ。大きな露天に入ったんだけど、あそこは凄いね~!」なんて話をされても、「あぁ、そこには行ってないんだ」と返事せざるを得ず、もしかしたら内心、「あれ?温泉好きなのに何で入っていないの?」とか思われていたかも知れません。

では、なんで今まで避けていた大露天風呂に入る気になったかと言うとですね、草津にはそれこそ何度も来ていて、いい加減、新規に入れる所も少なくなり、折角行ったのに新規入浴の収穫無しと言うのもつまらないと思って、重い腰を挙げてみた次第です。
余談ですが、草津にはどのみちこれから先も何度も来ると思うのですが、敢えて入らずに後々の楽しみとして取ってある所が幾つかあります。独自源泉を持っている草津館、極楽館、ホテルみゆき。地蔵源泉で風情が良い高砂館とかが、その一例だったりしますが・・・

で、そんなこんなで訪れた、西の河原大露天風呂。訪れた時間が日も落ちた暗い時間でしたが、流石に超有名露天です。日没後真っ暗なのにも関わらず、結構な人の数で、大盛況です。ただ、暗くて足場の悪い時間のせいか、利用者の殆どが元気一杯の若者たちです。
私だってまだ30歳、まだまだ全然若いつもりでいるんですけどねぇ、もしかしたらこの中で最年長!?とか思いつつ、若者達で賑わう脱衣所で服を脱ぎ、露天に向かいました。

で、その露天。うわさには聞いていましたがデカイです。てか、入っていきなり、湯船があります。
掛け湯する場所が無く、備え付けの桶もありません。仕方が無いので、私は持参の桶でザブザブと掛け湯して、お湯に浸かりました。
私と同じタイミングで入った若者達は、持参の桶なんか持っていません。
どうするのかと暫く様子を見ていたところ、彼らも掛け湯用の桶を一通り探してみたものの、見つからなかったので、一瞬戸惑いつつも、「良いんじゃね?これが草津スタイルなんじゃね?スゲえなぁ!」とか言いながら、そのままドボンと入ってしまいました。
ちなみに、後から気付いたのですが、実は端っこに掛け湯スペースがあるのですね。目立たない場所にあるのと、暗かったせいもあり、最初気付きませんでした。
ちょっと不親切な造りだと思います。折角掛け湯しようとしていた若者達が気の毒です。
これじゃ、「掛け湯しましょう」なんてマナーは育たないだろうなぁ。

さて、お湯。真っ暗なので良く見えませんが、恐らく無色透明と思われます。万代鉱源泉で、ピリピリする肌触りを感じるお湯で、草津特有の酸っぱいような明礬臭を感じます。
手前が温く、湯口がある奥へ行くにしたがって熱くなります。思っていたより悪くありません。
ただ、やっぱりデカイだけの風呂って感じは否めません。悪くはありませんが、良くも無いです。
日中に来て景観を楽しめたら多少は良かったかも知れません。この日は曇っていたので、星空を見ることも出来ませんでした。
満点の星空だったら、印象がもっと良かったかも知れませんね。

ともあれ、やっと入ることが出来た西の河原大露天風呂。期待していなかった分落胆もありませんでしたが、「やっぱりこんなもんかなぁ」と言うのが印象として残りました。
やっぱり私には、小さい湯船がぽつんとある内湯の方がお似合いのようです。

2008-9/20

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