群馬県老神温泉

東秀館 (老神温泉) ★3.5

アルカリ性単純温泉
(老神1号泉) 50.7度 / ph8.44 / H16.11.1
Na+ = 130 / K+ = 3.23 / Mg++ = 1.4 / Ca++ = 30.9
Fa++ = 0.25 / Mn++ = 0.25 / Cl- = 113 / F- = 6.7
SO4– = 157 / HCO3- = 20.2 / CO3– = 9
H2SiO3 = 61 / HBO2 = 6 / 成分総計 = 540mg

群馬県沼田市利根町穴原1151
0278-56-3024
混浴内湯 ・ 混浴露天風呂 ・ 女性専用内湯
500円
14:00 – 19:00(要確認)

老神温泉の温泉街から対岸にあるお宿です。独自源泉を持っていると言う事で、是非とも行きたいと思っていた所でした。
ちなみに、同じく対岸側には、東明館と言うお宿があります。一文字違いなので、間違えちゃいそうです。^^;

さて、その東秀館、内部はなかなか広々としています。受付を済ませて、お風呂場に向かって歩くと、最初に目にとまったのが露天風呂。
どうやらこの露天風呂は、男女混浴のようです。ちょうど中庭のような位置にあり、岩とタイルで組まれた湯船は緑に囲まれていて、なかなか雰囲気が良いです。
誰もいなかったので、早速紅鮭と一緒に入ってみました。

お湯は無色透明で、僅かに白湯花が舞うものです。
甘い硫黄臭が漂う気持ちが良いお湯です。露天風呂なので、葉っぱなどが浮いていますが、量は多くないので気になりません。
湯口から源泉がザブザブと注がれています。なかなか良いお湯です。
ただ、湯口のちょうど真下あたりから、強い勢いでお湯が噴き出しているのが分かります。どうやら循環されているようで、噴き出し口がそこにあるみたいです。
別に塩素臭がする訳でもなく、気にしなければ良いのですが・・・
ちょっと気になるかな。
屋外と言う事で、衛生面に特に気を使っているのでしょうね。

続いて内湯。露天と繋がっています。

露天には露天で脱衣所がありますが、内湯にも別に脱衣所が備わっています。
脱いだ服を入れる棚は、土管でくり抜いたような面白いデザインをしています。

こちらの内湯も混浴のようです。岩風呂になっており、湯船が3つあります。
何となく、昨年訪れた三朝温泉の旅館大橋を思い出してしまいました。全然違う造りなんですけれどもね・・・

3つの湯船は、それぞれ温度が違っており、自分の適温に合わせて入る事ができます。
熱い湯船は47度くらいありそうです。入れなくないけど、何となく、44度くらいに調整された湯船を利用しました。
こちらのお湯は循環されていないようで、掛け流しです。玉子スープ状の大きな湯花が湯底に沈んでいます。
かき混ぜるとパッと舞いあがり、まさしく、玉子スープのようになります。
湯口からは熱い源泉が静かに注がれています。臭いを嗅ぐと強めの硫黄臭がします。


あまり混ざりものが無い、ピュアな硫黄臭で、ほっと一息つける気持ちが良いお湯です。
肌触りはツルツルする印象で、とてもよく温まります。
出たり入ったりしながら、静かに湯浴みを楽しむ事が出来ました。

旅館全体が緑に囲まれていて、とても雰囲気が良い所でした。
お湯も納得の逸品。成分表で見ると硫黄成分が含まれていない単純温泉なのですけどね・・・

老神良い所です。この東秀館も含めて、是非多くの人に訪れて欲しいと思いました。

2009-7/5

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