酸性-塩化物・硝酸塩温泉
(万代鉱源泉) 96度 / ph1.5
Na+ = 116 / K+ = 67.7 / Mg++ = 57.2 / Ca+ = 98.3
Fe++ = 11.1 / Mn++ = 3.09 / Al++ 55.1 / H++ = 31.6
F- = 23.8 / Cl- = 998 / SO4– = 789 / HCO3- = 84.1
H2SiO3 = 537 / HBO2 = 27.8 / H2SO4 = 67.2
成分総量 = 3720mg
群馬県吾妻郡草津町大字草津
男女別内湯
無料
24時間
2014年 11月22日 - 再訪
草津に19箇所ある、観光客でも無料で入浴出来る共同浴場のひとつです。
観光客が多く行き交う温泉街から外れると、民宿がチラホラとある住宅街に出ます。そのまましばらく歩くと民宿すらなくなり、観光客とは無縁の街並みに変わります。長栄の湯はそんな住宅街の一角、町営住宅の敷地の中にあります。
外観は地域住民の集会場と言う感じで、普通にしていたらそこに共同浴場があるとは気付きません。
草津の共同浴場はいかにも「湯屋」と言う外観の建物が多い中で、ここだけは少し異質です。
地元住民専用と言われても納得してしまうような所を、観光客にも一般開放して下さっている町民の方に感謝です。
ちなみに、以前は町営住宅の湯と呼ばれていたそうですが、私が初めて訪れた2006年の時点では既に今の名前に変わっていました。
内部は草津にある共同浴場とそう大きく違いがありません。
唯一の特徴は、湯舟の反対側に体を洗う際にお湯を汲みだす為の小湯舟があり、こちらにも温泉が注がれています。
引湯されている源泉は万代鉱。
草津の共有源泉の中では一番酸性度が高く、浴感もピリッと刺激的なお湯です。
ちなみに私は、初めて草津に来た際、この万代鉱のお湯にあまり価値を感じていませんでした。濁るわけでもなく、硫黄臭とかしません。
でも、今は結構好きなお湯です。ピリッと刺激が強いのに、なぜか肌触りはトロンとしていて気持ちが良いんですよね。
全身が消毒されているような気分になれます。肌の脂分が根こそぎ取られて、湯上りに一番サッパリするのも万代鉱ですね。(乾燥肌な方は湯上りの保湿が必須となります)
ちなみに、2020年にこの記事を執筆している時点で、草津温泉観光協会が観光客に対して紹介している共同浴場は、白旗、千代、地蔵の3箇所のみとなっています。
以前は紹介されていたここ長栄の湯の名前は消されています。
かと言って、観光客の利用が制限されているわけでもなく、マナーとルールを守って使う分には引き続き問題ありませんが、観光客歓迎と言う訳では無いのも確かです。
利用する際にはくれぐれもマナーを守り、地元の方がいたら挨拶とお礼を言うのを忘れずにしたいですね。
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