群馬県

丸木屋 (川原湯温泉) ★4.0

ダムに沈む前の丸木屋(旧)さんのレポートです。
丸木屋さんを含め、川原湯温泉はダム没に伴い高台に移転され、現在も営業をされています。

含硫黄-カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉
(元の湯・新湯の混合泉) 71.6度 / ph7.1 / H14.6.28
Na+ = 289 / K+ = 5.83 / Mg++ = 0.44 / Ca++ = 321
Cl- = 576 / F- = 0.7 / SO4– = 584 / HCO3- = 45.8
HS- = 1.2 / H2SiO3 = 88.4 / HBO2 = 37.8 / CO2 = 5.7
H2S = 1 / 成分総計 = 1960mg

群馬県吾妻郡長野原町大字川原湯513
0279-83-2121
男女別内湯
800円
営業時間 要相談

ダムに沈んでしまう川原湯温泉。その中心にある王湯共同浴場から歩いて30秒の所にあるのがここ、丸木屋さんです。
直前に入った友人が、興奮気味に、「ここのお湯の鮮度は最高だった!」と教えてくれたので、それならばと、立ち寄ってみることにしました。

お宿は、とてもこじんまりしたものですが、なかなか風情良く造られた落ち着ける雰囲気のものです。立ち寄り入浴をお願いすると、快くOKとの事。
お宿のご主人、とても感じの良い方です。
お風呂は地下にあり、玄関のロビーから階段を降りた所にあります。下に降りていくアプローチは好きです。
お風呂は男女別に別れていましたが、この時は他に利用者がおらず、ご主人に「どちらか好きな方を貸し切って浸かって良いですよ」と言われました。
とりあえず、見比べてみて、湯船が狭い方を選ぶ。多分こちらは女湯かな?
その時々で臨機応変に使い分けている様子で、あまり明確な区別は無さそうです。

さて、友人が絶賛していたお湯。うむ、これは確かに良い!
お湯は川原湯の共有源泉が使用されており、これと言って目新しい発見があるものではありませんが、45度くらいの熱めのお湯でとても鮮度が良いです。
無色透明、ところどころ白湯花。ほんのり焦げ硫黄臭が漂う、トロみのある肌触りで、非常に強い浴感があります。
しばらく他に利用したお客さんがいなかった為でしょう。
源泉そのままで劣化が少なく、とても気持ちが良いお湯でした。

あと数年のうちに水の底に沈んでしまう川原湯温泉。
いつまでこの素晴らしいお湯を堪能出来るか分かりませんが、それまでの間に是非とも再訪したいと思いました。
それにしても・・・ホント、無駄な公共事業って減らないですねぇ。
川原湯に来る度に腹立たしいです、ホント。

2007-7/16

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