群馬県草津温泉

桐島屋旅館 (草津温泉) ★3.5

酸性・含硫黄-アルミニウム- 硫酸塩・塩化物温泉
(源泉名:湯畑) 55.7度 / ph2.08 / 4437L
Na+ = 43.5 / K+ = 13.5 / Ca++ = 72 / Fe++ = 15.13
Al3+ = 45.2 / Cl- = 305 / SO4- = 654 / HSO = 183
H2SiO3 = 246 / HBO2 = 7.09 / H2S = 8.8
蒸発残留物 = 1640mg

群馬県吾妻郡草津町541
0279-88-2871
男女別内湯 ・ 露天風呂 ・ 尻焼き風呂
1000円
10:00 – 21:00 (要確認)

草津の老舗旅館、尻焼き風呂と言う独自の入浴法を謳う所で、前からなんとなく気になっていた所です。
今回、機会があって立ち寄りで利用する事になりました。

中に入り、受付で立ち寄りをお願いすると、どうぞとの事。
宿泊客がチェックインしはじめるお忙しい時間にも関わらず、何だか申し訳無いです。
フロントで、お宿のご主人と思われる方から、草津の泉質について色々と説明を受けました。
御主人曰く、強酸性のお湯なので、長湯は厳禁、石鹸使用禁止、貴金属は外すように、肌をゴシゴシしてはならない、との事。
指導を一通り聞き終えたあと、浴場に行こうとすると、「あぁ、最後に、巡り湯は禁止事項!」と言われてしまいました。
うーん、湯めぐりしちゃ駄目なんて酷いわぁ~!でも、この日は数泉ペースでは無いので、体に無理をしている訳でも無く、「まぁ、この程度ならばいつも通りだから大丈夫だろう」と、自己解決。

さて、そのお風呂。当然男女別です。
入って左手側に浴槽が3つ並び、右手側に洗い場があります。
ネット上の写真などで何度か見た事があるお風呂です。
もう少し広いと思っていたのですが、実際来て見て、意外とこぢんまりしている印象を受けました。

湯船は手前から、熱湯、適温湯、尻焼き風呂と並んでいます。
熱湯は45度くらいでしょうか。思ったより熱くありません。
ただ、「温泉指導員の指示無く入ってはならない」とあったので、指示通りにココには入らず、中央の通常浴槽に入りました。
お湯は湯畑源泉。ごく僅かに濁って見える透明なお湯です。
湯畑のお湯は珍しい物では無く、普段から入りなれているので、特に新しい発見はありませんが、結構気持ちが良いです。
お湯が張られて少し時間が経っている様子で、源泉がドカドカ投入されている関の湯と比べると、少し柔らかい肌ざわりになっています。

一番奥の尻焼き風呂にも、同じく湯畑源泉が張られている様子。湯船の一部が腰掛けのように段差がついており、そこから気泡と共に熱い源泉が投入されていみたいです。
なんでも、ココに肛門をつけて尻を焼きながらお風呂に入るのだとか。
健康に良いのだそうですが、何となく私の入浴方法と馴染まなかったので、入らず眺めるだけに留めました。

最後に露天。草津で一番狭い露天風呂を謳っています。同じく湯畑源泉。
あまり開放感はありませんが、一人サイズで、結構落ち着けそうな感じです。
ただ、脱衣所に、「冬季の露天風呂は禁止です!」と書かれていたので、これも指示に従って、入らず見学だけにしておきました。
今考えてみれば、折角の草津一小さい露天、溢れさせるだけでもして来れば良かったかも知れません・・・

ともあれ、温泉治療と言う、本来あるべき草津温泉の魂を受け継ぐ、立派な老舗旅館です。入浴する機会に恵まれた事に感謝!
これからも良いお湯を守り続けて欲しいと思った一湯でした。

2009-3/20

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