含硫黄-ナトリウム-塩化物・ 硫酸塩温泉
(常磐湯本温泉 湯元温泉源泉) 59度 / ph8.1 / H12.11.29
Na+ = 523 / K+ = 16.2 / Ca++ = 59.8 / Sr++ = 0.8
Cl- = 556.6 / F- = 5.3 / Br- = 2.1 / HS- = 9.5
SO4– = 390.3 / HCO3- = 106.9 / CO3– = 6
HPO4– = 1.9 / H2SiO3 = 45 / HBO2 = 15.2
H2S = 0.8 / 成分総計 = 1743mg
福島県いわき市常磐湯本町
男女別内湯
100円
15:00 – 22:00
4年くらい前に訪れた事のあるいわき湯本に来ました。
一応私の温泉カウントにも入っているのですが、いかんせん、まだそれほど温泉に興味が無かった時代でしたので、どんなお湯だったか何となくしか覚えていません。
最初に入ったのがここ、上の湯です。いわき湯本の駅からちょっと離れた、住宅街の一角にある、地元の方の為の共同浴場です。
入浴代は僅かに70円。有料の共同浴場としては、東北で一番安い?
(ちなみにその後値上がりし、100円になっています)
番台にはちゃんと管理人がいて、そこでお金を払って中に入ります。
建物自体はちょっと古め。脱衣所も使い込まれているような印象を受けますが、共同浴場としては、まぁ、こんなもんでしょう。
ロッカーに鍵が掛かるのがうれしいです。
お風呂は勿論内湯のみ。入って左手側に湯船、右手側に洗い場が並んでいました。
訪れた時間が夕方だったという事もあり、お風呂セット持参の地元の方が沢山いらっしゃいます。
皆さん和気藹々と入っていて、なんだかとても活気があります。
やっぱ、共同浴場はこうでなくてはいけませんね!
さて、お湯。エメラルドグリーンに白濁していました。入浴剤を入れたかのような、綺麗な色をしています。
湯口がユニークで、カモと鳩が2羽並んでいます。カモからは熱い温泉が、鳩からは冷水が出る仕組みになっていました。
源泉温度が高いので、常時加水ですが、必要に応じて止めたり水量を絞る事も出来ます。
ちょっと熱めのお湯で、湯口付近で45度くらいでしょうか。長湯には向きませんが、体が一気に温まるので、共同浴場的には適温って感じの設定です。
お湯からは芳しい硫黄臭。久しぶりのいわき湯本ですが、こんなに良いお湯だったかなぁと、少し驚いてしまいました。
湯口のお湯を口に含んでみたところ、ほんのりタマゴ味と、僅かに塩分を感じます。
肌触りはまとわり付くようなシットリ感があり、搾り取られるように汗を描きます。
なかなか気持ちが良いですが、ハシゴ湯にはあまり向かないかも。ヘロヘロ系です。
とにかく気持ちが良くて、出たり入ったりを繰り返し、体力を沢山消耗してしまいました。
ちなみに、私が訪れた2007年の10月時点では、いわき湯本の共同浴場はココと、東湯の2箇所(さはこの湯は公衆浴場と言う事で除外)ですが、レポートを書いている今は東湯が閉鎖されてしまいましたので、この上の湯だけが共同浴場として残っています。
建物もちょっと古いし、いずれこの上の湯も・・・なんて、不吉な事が頭をよぎりますが・・・
いつまでもこのままの姿であって欲しいと願っています。
また鳩&鴨の湯口を見に来たいですね。再訪必至の一湯です。
2007-10/21
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