ナトリウム-炭酸水素塩・塩化 物・硫酸塩温泉
(長寿の湯) 61度 / ph6.34 / 156L / 自然湧出
Na+ = 234 / K+ = 16.5 / Mg++ = 10.8 / Ca++ = 56
Cl- = 134.7 / SO4– = 146.2 / HCO3- = 463.7
H2SiO3 = 118.6 / HBO2 = 33.4 / CO2 = 154
H2S = 0.6 / 成分総計 = 1372mg
福島県福島市土湯温泉町字下ノ町5
024-595-2011
内湯×2 (時間帯による男女入れ替え)
500円
12:00 – 20:00
土湯温泉街の中心部、共同浴場「中の湯」のすぐ隣にある旅館です。
結構立派な建物で、立ち寄り入浴を少し躊躇ってしまうような外観ですが、玄関先には「日帰り入浴可能」の看板があります。入浴だけも結構積極的に受け入れているようで、遅い時間でも入れるのが嬉しいですね。
お風呂ですが、源泉は3本所有しているとの事で、地下に大浴場があります。
「不老の湯」と「長寿の湯」の2箇所があり、時間帯によって男女の入れ替えを行っている様子です。私が訪れた際は、「長寿の湯」が男性用として開放されていました。
さて、その長寿の湯。脱衣所は、旅館の規模にしてはちょっと手狭な印象も否めない広さのものです。ただ、浴室入ってみると、結構広々としていました。
まず最初にあったのが、台形状の湯船。ゴールド風呂と名付けられています。
何がどうゴールドかと言うと、この浴室、天井が金色に塗られているんですよね。
ちょっと怪しい神々しさを放っています。
お湯は透明で、恐らく天井のせいだと思いますが、ちょっとだけ黄味がかって見えます。
適温で、肌触りがツルツルする、なかなか気持ちが良いものです。
臭いはそれほど主張していませんが、僅かながらモール臭と、重曹系のアブラ臭がしました。
結構良い感じです。
続いて、自噴風呂に入りました。
こちら、ゴールド風呂と同じ浴室内にあるのですが、階段で1階分降りた所にあります。浴室が2階建てになっているようなイメージで、とても珍しい造りです。
こちらには、正方形の木造湯船が一つありました。ホテルの外観からは想像も出来ない、湯治場のような造りをした風情あるものです。
お湯はこちらも無色透明です。
で、何が自噴風呂かと言うと、なんと、源泉はこのお風呂の湯底から湧いているんですね。つまり、足元自噴って事です。何とも素晴らしいっ!
しかも、お湯からはハッキリと分かるモール系アブラ臭が漂っているではありませんか。
少し熱めに調整されており、ガツンと入り応えのある、とても気持ちが良いものです。
勿論、下調べをしたうえで来ましたので、ある程度は期待していましたが・・・
正直、ここまで良いとは思いませんでした。
湧出量は、お世辞にも多いとは言えない様子で、源泉の直上でじっとしていると、少しづつ熱いお湯が沸いている事が分かる程度です。時折気泡も上がります。
湯口もありましたが、こちらは温度調整の為の冷水がチョロチョロと注がれていました。
今回は時間の都合もあって長寿の湯にしか入れませんでしたが、次回機会があれば、是非とも不老の湯にも入ってみたいものです。
結構気に入りました。
遅い時間でも日帰りを受け付けていますので、土湯で湯巡りをする際には外せない一湯ですね。オススメです。
2006-9/18
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