福島県高湯温泉

共同浴場 あったか湯(高湯温泉) ★4.0

酸性-含硫黄-カルシウム・アルミニウム-硫酸塩温泉(硫化水素型)
(高湯26番 滝の湯) 51度 / ph2.7 / H26.5.30
Na+ = 57.2 / K+ = 23.7 / Mg++ = 26.0 / Ca++ = 95.2
Al+++ = 30.3 / Mn++ = 1.4 / H+ = 2.2
Cl- = 56.7 / F- = 1.6 / SO4– = 619.3 / HSO4- = 44.6
H2SiO3 = 196.6 / HBO2 = 8.0 / CO2 = 605.4 / H2S = 102.7
成分総計 = 1,871mg

福島県福島市町庭坂字高湯
男女別露天・貸切露天
024-591-1125
250円
9:00 – 21:00 (木曜定休・祭日の場合は翌日)

高湯温泉に2003年オープンした、比較的新しい共同浴場です。昔の湯治場をイメージして建てられたとの事で、和風の湯屋建築がひときわ目を引きます。
混雑時は共同浴場の駐車スペースが不足する事もあるみたいですが、間違っても向かいにある安達屋の駐車場に停めるような事はしないで下さい。
なお、共同浴場までの道は除雪がされていますので、雪が降っていなければ冬場でもノーマルタイヤで行けそうです。
(当然ですが、自己責任でお願いします。^^;チェーンは必ず携帯して下さい。)

建物の中は、最近建てられたばかりだけあり、とても綺麗です。
250円の入浴券を自販機で買い、それを受け付けに渡して階段を降りた先に浴室があります。
建物の外でも感じた硫黄の臭いは、浴場に近づく程に徐々に強くなり、否応にも期待で胸が高鳴ります。

浴場は岩風呂と木製の2種類の露天風呂があり、日替わりで男女入れ替えを行っています。
また、当日予約制の貸切露天もあり、50分間1000円と人数分の入浴券で利用出来ます。
(貸切風呂は男女別露天の湯温を確保するため、冬季期間は使用出来ません。)

男女別露天の脱衣所は、必要最小限のものが一通り揃ったこじんまりとしたものです。
利用者のマナーが悪いと苦情が多く寄せられるらしく、脱衣所の壁には利用客のマナー向上の為か、苦情アンケート集計のようなモノが貼られていました。
多かった意見は、「掛け湯しないで入る」「湯船にタオルを入れる」などがありました。
この施設に混浴は無いのですが、何故か混浴に関する苦情も多く紹介されていました。

脱衣所を出るとすぐに露天。5~6人程度までならゆったり入れそうな大きさの湯船に、青白く濁ったお湯が張られています。
浴槽内の温度は43度と少し熱めで、湯口からは48度の源泉が惜しげも無く掛け流されています。

お湯が新鮮だからか、硫黄臭は他の高湯の旅館などと比べて強く、白濁の度合いは少し薄めでした。
湯口からのお湯を口に含むと、キシっとした酸味と共に、強烈な硫黄味が口の中に広がります。
湯上りは肌がサラサラになり、とても良いお湯だと思いました。

高湯待望の共同浴場。お湯の良さは折り紙つきで、高湯に行く際は、今後ともお世話になる事だろうと思います。

ただ、若干難点を言えば・・・
一部屋根がかかった半露天で、雨露を防げるのは良いのですが、手前が山で、折角の露天なのに開放感はありませんでした。
また、カランが数人分用意されているのですが、最近出来た施設の割にはお湯の出がとても悪く、体を洗おうにも寒くて堪りません。
また、この日私が利用したのは岩風呂だったのですが、足元の石タイルが凍るように冷たい。
湯船のお湯が熱めなので、湯船の脇にペタンと座り、涼んでいたのですが、強烈な冷たさで尻の感覚が麻痺する程です。
これでは体を清潔に洗ったり、掛け湯をして入ろうにも、寒くて寒くて仕方がありません。
そのまま駆け込むようにドボンと入る人が出るのも仕方が無さそうです。
利用客がマナーを守るのは当然としても、施設側もマナー良く入ろうとする人に気持ちよく利用して貰えるよう、配慮した設計をするべきだと思いました。
脱衣所に張り紙をしてマナーを訴える以前に出来ることがあるのではないかな・・・?
(読んでいてそれなりに楽しかったですが・・・)

2005-2/13

2020年1月4日 - 再訪

久しぶりに入りました。
ほぼ終わりの時間に訪問したので、鮮度はまあまあでしたけど、一人また一人と帰っていき、最後はほぼ貸切での入浴を楽しむことが出来ました。

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