山形県蔵王温泉

ホテル ハモンドたかみや (蔵王温泉) ★4.0

酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉
(源泉名:高見屋1号源泉)
52.8度 / ph2.0 / 自然湧出 / H28.6.3
H+ = 10.1 / Na+ = 49.2 / Mg+ = 59.8 / K+ = 18.4
Ca+ = 78.4 / Al+ = 115.3 / Mn+ = 2.8 / Fe+ = 7.3 / Zn+ = 0.2
F- = 12.9 / Cl- = 269.1 / Br- = 0.8 / I- = 1.0
HSO4- = 355.1 / SO4– = 1054
H2SiO3 = 214.5 / HBO3 = 4.9 / H2SO4 = 9.0
CO2 = 388 / H2S = 14.9
成分総計 = 2666mg

↓ 以前の成分表
酸性・含鉄・硫黄-アルミニウ ム-硫酸塩・塩化物温泉
(高見屋3号源泉) 46.5度 / ph1.5
H+ = 31.7 / Na+ = 60.7 / Mg++ = 58.7 / K+ = 62.7
Ca++ = 105.5 / Al+++ = 294.6 / Mn++ = 2.4
Fe++ = 60.3 / F- = 24.9 / Cl- = 699.9 / Br- = 1.1
I- = 0.5 / HSO4- = 2045 / SO4– = 1919 / H2SiO3 = 200.1
HBO3 = 31 / CO2 = 497.7 / H2S = 4.7
蒸発残留物 = 3052mg

山形県山形市蔵王温泉上ノ代94-1
23-694-2121
男女別内湯 ・ 露天風呂
手形使用
12:00 – 20:00 (湯めぐりこけし使用時)

蔵王の湯めぐり手形を買い、「さてどこに行こうか、せっかくだからまだ立ち寄った事が無い所に行こう」と思って、目についたのがココ、ハモンドたかみやです。
たかみやと言えば、温泉街の上湯共同浴場のすぐそばにある、深山荘高見屋を思い浮かべます。
ちょっと調べてみたら、このハモンドたかみやも、深山荘高見屋も、タカミヤホテルグループなのですね。
ちなみにタカミヤグループは、山形県野球場(中山球場)の名称をネーミングライツで購入し、「山形蔵王タカミヤホテルズスタジアム」にしていたりもします。
温泉めぐりとは直接関係無い話ですが、「へ~!」となってしまいました。

さて、そのハモンドたかみや、温泉街中心からは少し離れた、高台にあります。
深山荘高見屋は和風の旅館と言うイメージでしたが、こちらは名称からも分かる通り、ホテルと言う感じがします。中に入ると、季節柄、スキーのお客さんで賑わっています。
桶片手に湯めぐりをしている私たち夫婦は、傍から見ると変な人だったかも知れませんね。
でも、お宿の方はとても対応良く、快く入浴を受け付けて下さり、お風呂の場所も丁寧に案内してくれました。

さて、そのお風呂。内湯と露天があり、それぞれが離れています。
まずは露店を見学。湯船だけがあるとてもシンプルな造りですが、誰も入っておりません。
湯船には、いかにも蔵王と言う感じの、白濁のお湯が張られています。
四方が壁に囲まれており、眺望が無いのが残念。と言うか、それ以上に、ちょっと寒い。
入ろうか迷いましたが、まずは内湯から行こうと、写真だけ撮ってパスしてしまいました。

続いて内湯。ホテルだから大浴場みたいなモノかなぁと想像して入ったら、ちょっとビックリしてしまいました。
木造の湯屋になっており、なんとも渋いのです。洗い場の足元も木が組まれており、雰囲気が良い!
広さは、ホテルの規模からすると、ずいぶん狭く感じます。個人的には、狭いお風呂は大好きですが、10人も入ったら相当手狭で、大丈夫かなと心配になってしまいます。
内湯と言えど、窓ガラスが大きくて採光が良く、雪見風呂を楽しむ事が出来ます。
囲いに覆われた露天より、こちらの方が解放的。
天井も高く造ってあるので、湯気で蒸す事もありません。

お湯はこちらも白濁で、ツーンと心地良い硫黄臭が漂います。
源泉は高見屋3号源泉との事。深山荘高見屋には1号と2号が引かれていたので、この3号はココでしか味わえない源泉かも知れません。
ちょっと得した気分。
トロリとした柔らかい肌ざわりのお湯で、温度は適温です。白濁度合が強く、透明度は20センチ程でしょうか。
そこそこ利用者がいるようですので、鮮度はさほど良くもありませんが、濃くて良いお湯です。もちろんしっかりと掛け流し。
直前に入った上の川源泉が、少しあっさりして軽口だったのに対し、こちらは濃厚です。
適温のお湯でしたが、ガラス越しの雪景色を眺めながら、ボケーっと入っていた所、気付いたら体がポカポカに温まっていました。

いやぁ、良いお湯でした。
そう言えば深山荘高見屋にはずいぶんと前に入ったきりで、ご無沙汰です。
今度久し振りに行ってみようかと思いました。
ちなみに、タカミヤグループのホテルに泊まると、グループ5つのお風呂に無料で立ち寄り出来るそうです。あ、ちょっとお得かも?

2009-1/12

2023年 3月5日 - 再訪・日帰り入浴

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前日にたかみや瑠璃倶楽リゾートに宿泊していたので、無料で立ち寄りしてきました。
2009年に一度立ち寄っていますので、14年振りの再訪です。
流石にどんな所だったか全く記憶にありません。

外観は少し年季の入ったホテルです。
でも、中はとても綺麗で、途中にビリヤード台なんかのあるラウンジスペースがありました。
こんなお洒落なホテルだったっけ?

お風呂は内湯と露天があります。
すぐ近くで隣り合うようにあるのですが、それぞれに脱衣所があり、行き来するには一度服を着て廊下に出る必要があります。

まず最初に利用したのは内湯の方。
入って最初の感想は、「おぉ!? すごく良いじゃん!」「でもここ、来た事あったっけ・・・!?」です。
本当に覚えていないんですよね、それはそれで、新規訪問みたいな気分になれるので良いですけど。

総木造の湯屋で、お湯が窓から差し込む陽に当たって輝いており、雰囲気最高です!

お湯は白濁していて湯底は見えません。
はっきりとわかる強めの硫黄臭。
使用されている源泉は高見屋1号源泉との事。H2Sの値が14.9mgもあるので、蔵王のお湯としては硫黄含有量が高めです。

ちなみに、帰ってから自分のホームページを見て気付いたのですが、以前訪問した時に掲示されていた成分表だと高見屋3号源泉になっていますね。
使用源泉を変えたのでしょうか・・・?

ま、そんな細かい事はともかくとして、気持ちが良いお湯です。

鮮度はそれほど良く感じませんけど、柔らかくて心地の良い硫黄臭、湯屋の雰囲気も相まって非常に私好みです。
湯口からは素手で触るにはギリギリ熱すぎる源泉が静かに注がれています。
ダイレクト投入せずにL字型なのは、少しでも空気に触れさせて源泉温度を下げる目的かな?

内湯だけでもかなり満足度が高かったですが、露天も気になったので長居しない程度に引き上げました。

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続いて、露天風呂。
先にも書いた通り、すぐ隣り合っていますけど内湯と露天それぞれに脱衣所があるので、一度服を着て移動する必要があります。
廊下から一度外に出るのですが、まるで共同浴場のような丸太小屋が建っていました。

う~ん、ここに関しても、来たことがある筈なのですが、全く記憶がありません。

丸太小屋の中は脱衣所と露天風呂です。
露天とは言え、司法が丸太に囲まれていて、湯舟があるだけ。眺望は全くありません。

お湯はしっかり白濁、光の加減でこちらのお湯の方が青味掛かって見えます。
内湯と同じ源泉(のハズ)ですが、露天の方が僅かに鮮度が良く、硫黄臭も強めに感じました。湯舟の大きさが影響しているのかな?
少し不思議なのが、湯口が2箇所あるんですよね。どちらからも熱い源泉が注がれていて、手で掬って舐めてみると両方ともかなり強い酸味があります。
ただ、湯口にへばりついた湯花の量からも分かる通り、向かって左側の方が硫黄臭が強くて、右側の方は硫黄臭が弱く感じるんですよね。
私の気のせいかな? もしかしたら別源泉なのかな? ひょっとしたら、成分表が掲示されていないだけで、片方は高見屋3号源泉なのかな???

適温のお湯ですが、ずっと浸かっていると茹ってきますので、陸に上がりたくなります。
でも、洗い場は狭い上に冷たいので、幅広く作られている湯舟の縁を利用。
正直、涼んだりしてゆっくり入ろうとしたら、居心地はあまり良く無いです。時間を掛けて入るならば内湯の方が良いですね。
ただ、今から内湯に戻るのも億劫だし、お湯自体はとても良かったので、結局この露天の方で長居をさせて貰いました。

余談ですけど、露天から使われていないと思われる浴室が見えるんですよね・・・
凄く気になりますw
2本ある湯口の事とあわせて、ホテルの方に聞けばよかったです。

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再訪したはずなんですけど、まるで記憶が無くて、これはこれで楽しかったです。
それにしても不思議です、多少なりとも覚えている筈なんですけどねぇ~・・・

いずれにしても素敵な一湯でした。
次は記憶が無くなる前に再訪したいと思います。

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