酸性・含鉄・硫黄-アルミニウ ム-硫酸塩・塩化物温泉
(海老屋源泉) 47.5度 / ph1.45
H+ = 35.6 / Na+ = 53.7 / K+ = 50.5 / Mg++ = 51.9
Ca++ = 104.6 / Al+++ = 204.4 / Fe++ = 51.5 / Mn++ = 2.3
F- = 24.3 / Cl- = 617.6 / HSO4- = 2081 / SO4– = 1741
H2SiO3 = 228.5 / H2SO4 = 186.5 / CO2 = 851.4 / H2S = 9.5
成分総計 = 6304mg
山形県山形市蔵王温泉3
023-694-9011
男女別内湯 ・ 露天風呂
500円 (湯巡りこけし利用可)
9:00 – 16:00
蔵王温泉街、上湯共同浴場から目と鼻の先にある老舗温泉旅館です。
独自源泉を所有しているとの事で行って参りました。
ちなみに、上湯共同浴場の前ですが、狭い場所に堺屋、山形屋、そしてこのえびやと並んでいて、それぞれが独自源泉を持っているんです。
もう、湧きまくりって感じなのでしょうね。スゴイです!
訪れてみると、女将さんがいらっしゃり、ちょうどチェックアウトのお客さんの対応をされていました。
お邪魔してはマズイと、待つこと数分。日帰りをお願いすると、快く受け入れて下さいました。
現金入浴だと500円ですが、湯巡りこけしを利用する事も出来ます。湯巡りこけしだと実質400円なので、こちらの方がお得ですね。
お風呂は、館内随分と奥まった所にあります。
女将さんが丁寧に案内して下さったので、迷うことはありませんでしたが、自力で探すとなると、見つけきるのが大変そうです。
勿論男女別で、それぞれ内湯と露天がありました。
まずは内湯。コンクリート造りの年季が入った浴室で、手前に洗い場があり、奥に広々した湯船が一つあります。
並々と注がれており、少量づつ湯船から溢れていました。
優しい硫黄臭が心地良い、いかにも蔵王と言う感じがするお湯で、トロみとヌメり感がある、素晴らしいものです。
適温に調整されており、じっくり入っていると、お湯が皮膚から体の中まで沁みこんで来る、包み込まれるような優しい肌触りがあります。
湯口からは素手で触るには熱過ぎるお湯がチョロチョロと注がれていました。
お湯の鮮度で話をすると、正直、多少の劣化が見受けられます。ただ、劣化したお陰なのか、強酸性の攻撃的な刺激が少なく、丸くて柔らかいお湯になっていました。
続いて露天風呂。内湯からそのまま出る事が出来ます。
こちらですが、露天とは言え、半地下で、屋根もついており、隣接する山形屋などから覗かれないように目隠しがされています。
つまり、全く眺望がありません。
まぁ、私は元々露天風呂なんてどうでも良いと思っているので、別に構わないのですが、開放感を期待する人には物足りないでしょうね。
外の涼しい空気に当たりながら入浴出来るので、無いよりあった方が嬉しいですけど・・・
お湯は、内湯に張られているものと同じ、白濁の硫黄泉です。
温度、鮮度共に、殆ど印象は変わりません。
体中硫黄臭に包まれながら、幸せな気分に浸ることが出来ました。
いや~・・・
蔵王のお湯って、本当に気持ちが良いですよね!
今回の旅行では、湯巡りで何軒もハシゴしましたが、どこに入っても満足度が高く、全く飽きません。勿論、このえびや旅館も然りです。
湯巡りをする際は、是非とも立ち寄る候補に入れてみては如何でしょうか。
2006-9/17
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