山形県蔵王温泉

山形屋旅館(蔵王温泉)★4.0

山形屋旅館さんは経営が変わり「ずずのや」として営業されているようです

酸性・含硫酸-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉

山形県山形市蔵王温泉6
男女別内湯
023-694-9133
宿泊・8000前後~

2004年9月11日、東京を朝9時頃出発し、国道4号線を一般道でひたすら北上。
山形の蔵王温泉までは、道のりで350キロ近くあります。
途中、このまま一般道を走っていたのでは、夕食の6時に間に合わないと判断し、本宮ICから国見ICまでは高速を使う。
蔵王温泉へ向かう蔵王エコーラインを走る頃には、夕方の午後5時を回っていました。

途中、物凄い霧に見舞われ、視界が極端に悪くなる。それでもスピードを緩めず山道を駆け上がっていくと、峠の頂上付近で突然霧が晴れた。
どうやら雲の上に出てしまったらしい。
車を止めて振り返ると、眼下に広がる雲は、今にも西の地平線に消えようとする夕日に照らされ、金色に輝いていました。幻想的な雲の絨毯です。
この滅多に見られない美しい光景を写真に収めようと、一眼デジタルカメラを取り出し、シャッターを押そうとした瞬間。
デジカメにメモリーが挿入されていない事に気が付きました。どうやら、前日写真の整理をした時に、パソコンのカードリーダーに入れたままにして自宅に忘れてきてしまったようです。
仕方が無いので彼女の100万画素携帯で写真を撮りましたが、折角ならば良い画質のカメラで撮りたかった。
晴れない気分のまま峠を降り、蔵王温泉に向かいました。

今回の旅で宿泊先に選んだのは、蔵王温泉街の中心地にある、「山形屋」です。
結局、夕食の開始時間である6時を微妙に過ぎてしまいましたが、快く出迎えて貰えました。
部屋を案内してくれたのは、話し好きなオジサンです。
蔵王の温泉には初めて来た事を告げると、旅館の事、温泉の事、共同浴場の事など、事細かに教えてくれました。
蔵王の温泉が好きで堪らないみたいですね。
あまりの話し好きっぷりに、聞いてて疲れてしまう方もいるのではないかと思いますが、私はとても好感を持ちました。

さて、遅くなってしまった事もあり、風呂にも入らずまず夕食。山形牛のスキヤキを頂きます。
「温泉地で肉!?」って気もしますが、まずまずのお味。お腹一杯です。
次にお風呂。この蔵王温泉には、共同浴場があります。まず、山形屋の目の前、徒歩10秒の所にある共同浴場「上の湯」に入浴。
共同湯はどこも一律200円ですが、旅館宿泊者は無料で利用出来ます。
中に入ると、大きな木の湯船があります。お湯はちょっと熱めの強酸性硫黄泉で、ほんの僅かに白く濁る透明の湯です。
純粋に湯を楽しむ為の浴場らしく、体を洗う為のカランがありませんでした。
次に、上の湯からゆっくり歩いて5分程の所にある共同浴場「下の湯」に入る。
ここは上の湯に比べると少し小さいですが、雰囲気の良い木造の湯屋です。
こちらのお湯は上の湯よりも濁っていて、肌触りも柔らかめです。硫黄の臭いも強く、濃い印象を受けました。温度は若干温めです。
ネットで調べると、「上も下も同じ源泉」とありましたが、私は断然下の湯の方が気に入りました。

その後、土産屋を散策しつつ、旅館に戻る。
部屋で暫く休憩した後、最後のシメに宿の内湯へ向かいました。
中に入ると、先客が一人。最初は気が付かなかったのですが、私を部屋まで案内してくれた宿のオジサンでした。
オジサンに共同浴場の感想を言ってみたところ、「良くぞ見抜きました!上の湯と下の湯は源泉が違うんですよ!」「いやぁ、普通は分からないんですけれどもね、流石です!」と誉められました。本当かなぁ?
肝心の山形屋のお湯は、オジサンが絶賛するだけの事はある、とても気持ちが良いものでした。湯底には白い湯の花が沈殿していて、かき混ぜると粉雪のように舞い、白く濁ります。
とても濃くて、効能がありそうな感じでした。

「ここは古いけど、お湯だけが自慢の宿だから・・・」
オジサンは部屋を案内してくれる時にそう言っていました。
山形屋は、確かにあまり新しい宿ではありません。
でも、お湯が格別に良かったのは確かです。
建物が多少古くても構いません。増改築して加水沸かしの循環大浴場を作るような事はせず、今ある良いお湯を、そのままの状態でずっと守りつづけていって貰いたいです。

2004年9月11日 - 初訪問時のレポート

2006年12月31日 - 再訪

私が初めて蔵王に行った時、宿泊先として選んだのがこの山形屋さんです。
それから2年ちょっと。久しぶりに立ち寄ってみました。何だか懐かしい。。。
お風呂は変わっておらず、源泉がザブザブと掛け流されています。
いろんなお湯に入り比べて思う事は、ここのお湯はちょっとサッパリめかな?
あまり強い硫黄臭はしません。少し薄い印象もありますが、ヌメリ感は他所より少し強く、鮮度も良い印象。
このお湯はこのお湯で好きだなぁ~・・・
またいつか泊まりたいと思いつつ、懐かしい再訪を終えました。

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