山形県

松葉荘(羽根沢温泉) ★★★128★★★

ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉
(羽根沢源泉) 47.2度 / ph8.4
Na+ = 1204 / K+ = 3.9 / Ca++ = 5.3 / Mg++ = 0.7
Cl- = 915.5 / Br- = 2.4 / I- = 0.6 / HS- = 1.9
HCO3- = 1636 / H2SiO3 = 26.5 / HBO2 = 12.4
CO2 = 10.9 / 成分総計 = 3848mg

山形県最上郡鮭川村中渡1314-2
0233-55-2539
男女別内湯
500円

つい一週間前に訪れた羽根沢温泉に再訪です。今回は共同浴場だけの日帰りではなく、旅館に宿泊。
お湯の使い方が特に素晴らしいと評判の良かった松葉荘を利用しました。

お宿はどこにでもありそうな鄙びた造り。でも、通された部屋を見て広さにビックリする。
今回の宿泊では夕食無し、朝食付きのプランで、一人あたり一泊たったの5500円です。
にも関わらず、20畳×2間の大宴会室のような部屋を用意してくれていたのです。
実は、予約段階で「最低3人。もしかしたら5人くらいに増えるかも知れません。」と伝えていたのですが、宿の配慮で何人に増えても対応出来るようにしてくれていたのですね。
結局利用したのは当初の予定通り山形在住の湯仲間、Yoko、私の3人だけ。宿の方には申し訳ないような気がしましたが、何とも嬉しいお心遣いに一同大感激。

しかも、女将さん(かな?)がとっても気の利く方で、夕食をわざわざ出前まで取ってくれました。
普通、宿を晩御飯食べないような宿泊者への対応は「それなり」なのですが、実に細やかな気遣いをしてくれたのがとても印象的です。
布団はフカフカでとても気持ちが良く、夜はぐっすり寝れました。
また、朝食も私たちが朝風呂から上がるのを待ってからお味噌汁などを出してくれ、とても美味しくいただけました。ちなみにこの朝食はたった500円の追加料金で頂けます。
500円じゃラーメンと同じ金額。それなのにこの対応は素晴らしい!
帰り際、持込みで飲んだ空き缶を持って帰ろうかと思ったところ、「こちらで捨てますので」と仰り、「ご迷惑でしょうし大丈夫ですよ」と言っているのに「いえいえ・・・」などと言って処分してくれました。
とてもお客さんの事を見てくれている印象。「湯治宿並みの対応だろう」と多寡をくくっていましたが、とても素晴らしい接客で感服致しました。

さてさて、肝心のお湯の話。
お風呂は内湯のみで、男女別です。結構小さく、あまり凝った造りはしておりません。
浴槽には湯船が一つあり、仕切られてはいますが男女で繋がっています。
お湯は無色透明。所々白い湯花が舞っています。
と、こういう書き方をするとたいしたこと無さそうですが・・・
これがまた、物凄くたいしたことがあるお湯なんです!

最初に驚くのはお湯の臭い。基本的に硫黄臭なのですが、若干植物モール臭のようなものが混じり、アブラ臭っぽく感じます。羽根沢共同浴場と同じ源泉なのですが、お湯の質は負けず劣らずですね。
肌触りはかなりのぬめり感があります。中山平のうなぎっぽいヌルヌルとは少し違うのですが、肌触りが滑るような感じでとても心地が良い。「丸進以上!」と評価する人がいたとしても不思議では無い気持ちよさです。
そして極めつけはお湯の力強さ。温度が若干熱めだからと言うのもありますが、入ると搾り取られるように汗を掻き、体の芯からポカポカに温まる温まりの湯なのです。
うーん。これは素晴らしい!
一緒に宿泊した山形在住の友人と嬉しい悲鳴を挙げながら入浴しました!
お湯を飲んだ印象は硫黄味と僅かな食塩を感じるもの。結構イケます。部屋に持ち帰り焼酎と割ってみたところ、なかなかの味に仕上がりました。

お湯、サービス、共に素晴らしい一湯です。
羽根沢恐るべし。初回訪問から僅か1週間での再訪ですが、早くももう一度行きたくなってしまいましたよ!

あ、蛇足ですが、ここの湯花キャッチャーは必見。
白と黒の湯花が袋の中に詰まっています。
触るとニュルニュルで気持ち悪い。(笑)
袋を破って湯船にぶちまけてみたくなりました。

2006年1月8日 - 初訪問時のレポート

2006年8月12日再訪・再宿泊

来てしまいたくなり、来ました。思ったよりも早い再訪です。
今度は2食付で宿泊しました。
期待した通りの美味しいお食事と、前回同様、心温まる素晴らしい接客。
何一つ裏切られること無く、幸せで大満足な滞在時間を過ごす事が出来ました。

私のように、色んな施設に行く事を趣味にしている人の場合、再訪はなるべく避ける傾向にある気がします。何故なら、その時間があったら他所にも行ってみたくなりますからね。
しかし、それでも敢えて再訪する。それは、その宿の事が心底素晴らしいと思っているからです。
ココにはきっとまた、何度でも来るだろうな・・・

2007年12月30日-再々訪&宿泊

3度目の宿泊です。
今回、羽根沢の他のお宿の立ち寄りもして来ましたが、やっぱ私はここのお湯が一番好きだなぁと、改めて実感しました。
それに、定期的にココに来たいと思い出すんですよね。紅鮭もふとした瞬間に「羽根沢(松葉荘)に行きたい!」と言いますし・・・
ここは、私にとって特別なお宿です。と言うことで、★を最高評価の5つにしてみました。
毎年必ず一度は来ると決めました!
素晴らしいお宿です!

2008年12月31日-4度目の宿泊

1年に1度は行こうと決めた、大好きな羽根沢温泉「松葉荘」。今年はなかなか訪れる事が出来ませんでしたが、大晦日になってやっと訪れる事が出来ました。
1年に1度と言う目標、とりあえずギリギリセーフで達成出来ました。

お湯は相変わらず良いです。何度も入っているので、今更になって驚く事もありませんが、良いお湯が常に良いお湯で提供されていると言うのは、とても素晴らしい事です。
温度も申し分無く熱くて、45度くらいあります。大晦日だけあり、宿泊者が多いのですが、皆さんこのお湯の良さが分かっている方たちばかりのようで、フゥフゥ言いながら、熱いお湯に飛び込んで行きます。
滞在中は何度も出たり入ったりしながら、良いお湯をじっくりと堪能させて頂きました!

ちなみに驚いたのが、年明けて元旦の朝食です。
なんと、大広間に宿泊者一同集めて、新年の挨拶から始まり、振る舞い酒まで出て、朝からカラオケの大宴会になってしまいました。
あのぉ・・・私、これからチェックアウトなのですが。(笑)

飲酒運転は出来ないので、お酒は辞退しましたが、カラオケ歌ったりしていたら、チェックアウト出来なくなってしまい、結局お宿を出たのは12時過ぎです。
遅くまでスミマセンと恐縮する私に、ご主人、「もっとゆっくりされていけば良かったのに」と仰って下さいました。

いやはや・・・何だか初めての経験ですが、面白いですね!
2009年も、機会があったら、是非とも大晦日に泊まりに来たいなぁ・・・

2020年1月4日 - 久しぶりの再訪

一時期は毎年のように宿泊していた松葉荘。
子供が生まれたり、私自身の生活環境が変わってしまったため、ここしばらくの間は行けないでいました。
久しぶりに顔出したいなぁ、でも私の事なんかきっと忘れているだろうなぁ・・・なんて思いながら立ち寄ってみる事に。

「ごめんくださ~い! お風呂入れますか~?」
と声を掛けると、中から女将さんが出てきて、私の顔を見るなりニコッと笑顔、「あ!お久しぶりだにゃあ! えっと・・・」なんて、私の名前を思い出そうとしてくれています。
最後に泊まったのは確か2015年のGWだから、5年近くご無沙汰しちゃったのに嬉しいです。

浴後ロビーでコーヒーを頂きました。
久しぶりに来たのに立ち寄りだけで、何だか申し訳ない気分です。
下の娘はまだこのお湯に浸かった事がありませんので、また改めてちゃんと来たいですね。

どこの温泉が廃業しても悲しいのですが、もしここがとなったら特に悲しいです。
「私が生きている間は営業続けてね」
なんて事をお願いしてお宿を後にしました。
なので、きっとあと50年は安泰です。(笑)

2022年12月4日 - 凄く久しぶりの宿泊

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2020年の正月に立ち寄って、また近いうちに泊まろうと思った矢先、中国の武漢で発生して全世界に広がったコロナの影響で温泉めぐりどころではなくなってしまいました。
あれからもう3年弱。コロナの影響はまだまだ引きずっていますけど、少しずつ終息してきて、久しぶりに行動制限の無い年末。
なかなか会う事の出来なかった温泉仲間と、3年ぶりの再会をここ、松葉荘で行う事になりました。

ほんと、ここはいつ訪れてもほっとするお宿です。
女将さんとご主人もいつもと変わらぬ暖かさで迎えてくれます。
あと、新庄弁独特の言い回しで、「ですよね」とか同意を求めるような際に語尾が「にゃ」になるんですよね。例えば、「今日は寒いにゃあ~」みたいに。
いつもにゃあにゃあ言いながら出迎えてくれる松葉荘、物凄く癒されますにゃあ。

(以降、使い方間違っているかもしれませんが、語尾はにゃあでお届けします。)

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お風呂はいまさら説明不要とは思いますけど、泉質最高、鮮度抜群。
とても気持ちが良い極上のお湯だにゃあ。

トロリとした質感、ニュルニュルする肌触り、微硫黄臭、工具箱とかで嗅いだことのあるような特徴的なアブラ臭。口に含むとハッキリわかる塩味で、ガツンとした入り応えだにゃ。
例えば肌触りだけであれば、他にも似たようなのはあるにゃ。でも、私は日本全国、まぁまぁ色んなお湯に浸かってきましたけど、羽根沢温泉の特徴すべてが一致するお湯って、他に知らないんだにゃあ~

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男湯と女湯は時間で入れ替えだにゃ。
でもまぁ、壁で遮られてはいるけど湯舟はひとつですので、どっちに入っても気持ちが良いお湯に違いはないんだにゃあ~!

到着して真っ先に1回入り、宴会の途中で2回、寝る前に1回、朝起きてから1回入ったような記憶があります。計5回。
松葉荘には今まで何度も訪れていますが、何度入っても飽きる事ありませんし、何度入っても気持ちが良いんだにゃあ!

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そういえば、久しぶりに来た松葉荘で驚いた事があります。
食事がゴージャスになっていたんだにゃ!!!

予約は友人がしてくれたので、いつも私が頼んでいる一番安いプランとは違うのかもしれませんが、なんとテーブル席です。
今まで宿泊した際の食事も大満足だったけどにゃ。
器のひとつひとつがお洒落なっていたんだにゃ~!

もちろん、見た目だけでなくて味も絶品だにゃ!
美味しい食事を前にしながら、気の置けない温泉仲間との楽しいひと時。
これ以上幸せな時間はないんだにゃあ!

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朝食も一品一品が小さな器に盛られていて、とってもお洒落。
どれを食べても美味しくて、朝から贅沢な気分だにゃ!

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最高の仲間達と再開し、最高のお宿で、最高のおもてなしを受けて、最高のお湯に浸かる。まさに至福のひと時。
幸せな時間ってあっという間に過ぎてしまうんだにゃあ~

私にとっての松葉荘は、那須の雲海閣と並んで大好きなお宿です。
雲海閣に比べるとだいぶ遠いので、そんな頻繁には来れないですけど、私が生きている限りは通い続けます。

大好きだにゃ、松葉荘!

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