山形県肘折温泉

丸屋旅館 (肘折温泉) ★3.5

ナトリウム-塩化物・炭酸水素 塩泉
(組合2号源泉) 86.4度 / ph7.4 / H14.3.6
Na+ = 1233 / Mg++ = 37.6 / Ca++ = 134.1 / Fe++ = 1.7
K+ = 103.6 / Li+ = 3.1 / Cl- = 1343 / SO4– = 287.6
Br- = 2.6 / HCO3- = 1356 / H2SiO3 = 196.7
HBO3 = 47.1 / CO2 = 90.5 / 蒸発残留物 = 4012mg

ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
(組合3号源泉) 73.5度 / ph6.7 / H15.10.31
Na+ = 948.4 / Mg++ = 27.7 / Ca++ = 106.7 / Fe++ = 1.6
K+ = 86.1 / Li+ = 2.2 / Cl- = 1178 / SO4– = 229.3
Br- = 1.3 / HCO3- = 753.5 / H2SiO3 = 225.9
HBO3 = 47.2 / CO2 = 252.2 / 溶存物質総量 = 3612mg

山形県最上郡大蔵村大字南山519
0233-76-2021
男女別内湯 ・ 露天風呂×1(時間帯男女入替)
500円

肘折温泉街の中心、共同浴場「上の湯」の目の前にある旅館です。
いつの間にか、日本秘湯を守る会の会員宿になっていました。
これで丸屋さんも安泰か?

外見は他所とあまり変わらない、結構普通な造りをしているのですが、中に入ると、びっくりするほどの和風情緒溢れるインテリアがお出迎えです。
一瞬、自分が肘折にいる事を忘れてしまいそうな光景です。
日帰り入浴は快く受け入れて下さったものの、500円との事。
秘湯会になる前に訪れた友人のレポートだと300円なのですが、提灯をぶらさげた事に対する値上げかな?

お風呂は「金山杉の湯」と「檜葉の湯」の2箇所と、日帰り入浴では利用出来ない貸切風呂があります。
2箇所のお風呂は時間により男女入れ替えを行うようで、檜葉の湯には露天風呂がついています。
今回私が利用出来たのは、露天風呂がついていない金山杉の湯。
まぁ、私は内湯好きなのですが、肘折で露天とはちょっと珍しく、雪がちらちらと舞っていましたので、少し惜しい事をしたような気がします。

さて、その金山杉の湯。こぶりな内湯で、これと言って何が凄いわけではありませんが、お宿のイメージに合わせ、なかなか綺麗でお洒落に作られています。
金山杉で作られたと言う浴室は、洗い場数人分と、湯船がひとつあるだけと言う、シンプル構成。
5~6人でもゆったりと浸かる事が出来る湯船には、源泉がザブザブと注がれ、気持ちよく洗い場にオーバーフローしていました。

お湯は薄っすら茶褐色に濁る、炭酸水素塩泉です。
どうやら源泉は上の湯共同浴場に引かれているものと同じ、共有源泉のようです。
独自源泉だったらなぁと、ちょっと残念な気がしないでもありません。
お湯から漂う金気臭がなかなか心地よく、優しい肌触りがします。お湯は適温の42度程。で、じっくり浸かる事が出来ます。
湯量がなかなか豊富で気持ちが良いですね。
湯口のお湯を口に含むと、僅かな塩分と金気味がしました。

肘折温泉にある、肘折温泉っぽくないお宿です。
入浴料金も宿泊代も、秘湯会になった影響か、ちょっと高いのが残念。
源泉も共有で、ちょっと有り難味に欠けてしまうかも知れませんが、施設コンプリート派にはマストですね。
今回私は入る事が出来ませんでしたが、露天風呂もちょっと気になります。。。

2007-12/30

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