含硫黄-ナトリウム・カルシウ ム-塩化物温泉
(寒河江花咲か源泉) 59.4度 / ph7.1 / H18.9.28
Na+ = 5387 / K+ = 164.2 / Mg++ = 108.1 / Ca++ = 3490
Fe++ = 7.3 / Cl- = 14060 / Br- = 55.5 / HS- = 2.1
SO4– = 419.7 / HCO3- = 40.7 / H2SiO3 = 26.7
HBO3 = 96 / CO2 = 39.4 / H2S = 1.9
蒸発残留物 = 27920mg
単純温泉
(新寒河江源泉) 50.7度 / ph6.9 / H12.7.17
Na+ = 165.7 / K+ = 12.4 / Mg++ = 4.8 / Ca++ = 11.9
Fe++ = 1.1 / Cl- = 177.9 / Br- = 0.7 / HCO3- = 292.4
H2SiO3 = 176.4 / CO2 = 61.7 / 蒸発残留物 = 855.1mg
山形県寒河江市大字寒河江字久保15
0237-83-1414
男女別内湯 ・ 露天風呂
350円
6:00 – 22:00
寒河江に最近新しく出来た入浴施設です。
寒河江サービスエリアのすぐ近くにあり、ETCがある人ならばフラリと降りて立ち寄り入浴をして、また高速に戻るなんて使い方も出来そうです。(SAに車を停めて歩く人もいるそうですが・・・)
立ち寄るのを躊躇われる程に立派で大きな施設で、オープン直後で人気もあるのか、広々とした駐車スペースはほぼ満車です。
驚いた事に、関東などの県外ナンバーも多く駐車されていました。
年末年始で帰省しているって事かな・・・?
凄い盛況ぶりです。
内部ですが、外観からも想像出来るとおりの、とても立派なものです。
広々とした待合所や、売店、ずらりと並んだ自販機など、さすが新しいだけあって設備がしっかりと充実しています。
出来たてほやほや、清潔で使い勝手がいい脱衣所の先には、建物の規模に見合っただけの広々した内湯と、露天風呂がありました。
まずは内湯。入って右手側に洗い場がズラリ。20人以上分はあると思うのですが、ほぼ満員状態で埋まっています。
左手側にはサウナなんかもあり、内部の充実振りをうかがえます。
私が目当ての温泉湯船は、正面にありました。
湯船は2つ、左右に並んでおり、どちらも10人以上ゆったりと入れる充分に広々としたものです。
それぞれに異なる源泉が張られていました。
まずは入って左側。こちらはほんのり灰白濁に濁るもので硫黄臭が漂ういかにも温泉らしいお湯が張られています。
口に含むと硫黄の苦味の他に、強い塩分を感じるもので、個性的な特徴がある力強いお湯です。
適温に調整されていますが、泉質のせいか、数分浸かると体が芯からポカポカに温まり、グッタリ疲れる程に汗が噴出します。
一言で言うと、素晴らしいお湯です!
見た目で敬遠してしまいそうな立派な施設ですが、このお湯は特筆に価するもので、新しい施設でこんなに素晴らしいのは珍しいのではないでしょうか。
山形のセンター系は良いと言われていますが、改めて実感しました。
続いて、入って右側のお湯。こちらはアルカリ性の単純温泉が張られています。
僅かに紅茶色をした透明なもので、左側の湯船と比べるとまるで特徴を感じない程に大人しいお湯です。
ただ、肌触りがツルツルして、僅かながらモール臭のような温泉臭も漂い、比較さえしなければこれはこれで悪くありません。
硫黄泉の方は強烈過ぎるので、長湯をするのであればこちらの方が向いているかも知れませんね。
最後に露天。湯船がひとつあるだけのシンプルなもので、こちらにも透明な単純泉が張られていました。
お湯の印象は内湯のものと同じなので、特筆するような事はありませんが、外の空気を吸いながら入る事が出来てなかなか爽快です。
湯口のさくらんぼが良い感じですね。ぼーっと見上げながら入浴を楽しみました。
新興温泉としては驚きのハイレベルで、良いお湯ってまだまだ眠っているんだなぁと実感した一湯です。
こんな素晴らしいお湯と立派な施設、それがたった300円なんて、寒河江の方が羨ましくて仕方がありません!
ここのお湯は舟唄温泉のように枯れる事無くいつまでも沸きつづけて欲しいものです。
人が少ないときにもう一度再訪してみたいと思いました。
2006-12/30 - 初訪問時のレポート
2007年12月30日-再訪
ぴったり1年ぶりに再訪してきました。
なんだか物凄い人気のようで、オープンから1年ちょっとだと言うのに、既に50万人の入場者数を達成したのだとか。何だか凄いです・・・
今回来た理由は、純粋にココのお湯が良いからというのも勿論ありますが、ここが第三の源泉を掘り当てたからなのですね。
で、その第三の源泉。以前寒河江市民浴場と同じ源泉が引かれていた、露天風呂で使用されていました。
お湯の色は黄白濁で、所々に黒湯花。サクランボ湯口から、「ゴボッ!ゴボッ!」と、何だか今にもお湯が止まってしまいそうな不安を感じるリズムで源泉が注がれています。
お湯の臭いは、硫黄臭に、強い金気臭や臭素臭、潮臭などが混じる、とても個性的な物です。お湯を口に含んで見たところ、実に複雑な味。
しょっぱくて苦くて硫黄味がする、思わず顔をしかめてしまう物です。不味いですが、毎日少量づつ飲み続ければ健康になれるような気がしてしまうものです。
(印象に基づく感想で、医学的根拠はゼロですので、飲んで具合悪くなっても私は一切の責任を負いません。)
かなりの濃度です。適温なのですが、長時間浸かっていると、確実にへばってしまう事でしょう。素晴らしいの一言です。
ただ、気になるのは、源泉の枯渇ですね。
内湯に張られている寒河江花咲か源泉ですが、昨年訪れた時の印象からすると、かなり薄くなっている気がします。
良いお湯には違い無いのですが、湯底が透けて見えるようになってしまいました。(鮮度が良くて透明度高い場合もありますが、ここのは本当に薄くなっているのです)
この源泉、先日枯渇してしまい新源泉に切り替わった舟唄温泉の物と似ているので、心配で堪りません。
新源泉、良いお湯なのですが、花咲か源泉が枯渇した時の備えなのでは無いかと言う疑念を払拭できず、手放しで喜ぶ事が出来ません。
今後のゆ~チェリーに注目ですね。
未湯の方はなるべく早く行く事をオススメします。
2020年 1月2日 - 何度目かの再訪
久しぶりに来てみました。
駐車場に車がずらりと並び、入る前から賑わっている事が伺い知れます。
ちなみに浴室内は撮影禁止になっていましたので、文字のみでのレポートです。
特徴的なお湯だっただけに、オープン当初から源泉の枯渇や泉質の変化を心配していましたが、多少はあったようですね。
以前とお湯の使われ方や印象は少し違いましたが、結論だけ先に書くと、とても素晴らしくて良いお湯でした。
浴室入って正面左側にある広い湯舟には花咲か1号源泉が張られています。
こちらのお湯は薄く白濁が見られる透明なお湯。ふんわり優しい硫黄臭がするシットリした肌触りのものです。湯口から注がれるお湯は塩分が強く、からだが猛烈に温まります。個人的に一番気に入ったのはこのお湯。
右側の湯舟には新寒河江源泉。
ここのお湯は昔と変わらない印象。紅茶色をしたツルツルのお湯です。
癖が無くて入りやすい。
最後に露天。以前と変わらず、サクランボの湯口が円形の湯舟中央にあり、そこからザブザブとお湯が注がれています。
花咲か2号源泉で、うっすら黄白濁のお湯。硫黄臭+金気臭の混じる濃い食塩泉で、入っているとグッタリ疲れる強烈なものです。
濃くて素晴らしいお湯なのですが、入り続けるには体力がもちません。
この後もまだ移動+湯めぐりをする予定だったので、あまり長時間は浸かっていられませんでした。
行く度にお湯の使われ方が違うのが少し気になりますが、言い方を変えれば、行く度に違うお湯を楽しめて再発見があります。
次に入るのは2年後か、3年後か・・・?
その時も新鮮な驚きを与えてくれるお湯である事を祈っています。
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