ナトリウム-炭酸水素塩泉
(まるみや1号、2号泉・混合) 47.2度 / ph8.4
Na+ = 174.7 / K+ = 16.7 / Ca++ = 30 / Mg++ = 7.7
NH4+ = 1 / Fe++ = 1.2 / Fe+++ = 1.5 / Cl- = 60.3
SO4– = 78.3 / HPO4– = 2.4 / HCO3- = 454.1
H2SiO3 = 177.9 / HBO2 = 10.5 / CO2 = 43.4
溶存物質総量 = 1016.4mg
宮城県大崎市鳴子温泉字赤湯33-2
0229-83-3139
男女別内湯
日帰不可
東鳴子の旅館大沼の裏手にある湯治宿です。
通常は日帰り入浴などを受け付けていないようですが、今回は特別な事情で立ち寄り入浴する事が出来ました。お宿の方に大変感謝致します。
お風呂は内湯のみです。混浴の内湯と、男女別の内湯があります。混浴の方には東鳴子の共有源泉赤湯が引かれているので、今回はパス。独自源泉の方のみ入らせて頂きました。
さて、その男女別内湯。湯治向きのお宿なので、飾り気が無い。とてもシンプルな造りをした鄙び浴室で、湯船がひとつあるだけです。
温泉と聞くと伊豆や熱海を思い浮かべる人にとっては信じられない光景かも知れないですが、私にとってはとても素敵な造りです。
お湯は、赤茶色に濁った見た目にとても濃そうな物です。
お宿のご主人が「うちのは泥水みたいな変なお湯だよ」と仰っていましたが、まぁ、確かにそんな感じがします。
湯口は2箇所あり、竹湯口からドボドボ注がれている物と、脱衣所入って右側手前にあるゆっくりと注がれている物の2つです。
点前側は赤湯源泉で、熱めの物です。竹湯口から出ているものが独自源泉で、ほぼ適温の物がドボドボ注がれていました。
独自源泉だけだと温度が保てない為か、高温の赤湯源泉とブレンドのようですね。
浴槽内のお湯は少し熱めで45度程度でしょうか。赤湯源泉とブレンドされているとはいえ、独自源泉の特徴をしっかりと感じる事が出来る、個性的なものです。
浴感はずっしりと重い気がしますが、肌触りは意外とサラサラします。お湯から上がると汗の引きが早く、皮膚の脂分が無くなったような感触です。
お湯からは土類臭と金気臭、それにアブラ臭が混じる物で、なかなか刺激的です。
出たり入ったりしながらゆっくりと時間を過ごすと、「あぁ、このままもうどこへ行かなくても良いや」って気分になりますね。
素敵なお湯にめぐり合う事が出来て感謝感謝です。
次回は是非宿泊してみたいと思いました。
2007-12/31
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