宮城県鳴子温泉

旅館 弁天閣 (鳴子温泉) ★3.0

ナトリウム-炭酸水素塩泉
(弁天1号泉・弁天新源泉 混合泉)
78.5度 / ph7.1 / H5.10.30
Na+ = 379.4 / K+ = 28.7 / Nh4+ = 0.5 / Mg++ = 4.0
Ca++ = 21.4 / Cl- = 123.6 / HS- = 0.3 / SO4– = 163.6
HCO3- = 696.2 / H2SiO3 = 216.7 / HBO2 = 23.5 / CO2 = 96.1
H2S = 0.3 / 溶存物質総量 = 1660mg

宮城県大崎市鳴子温泉字車湯87
0229-83-2461
男女別内湯 ・ 貸切露天(宿泊者用)
600円
600円 (湯めぐりチケット2枚)

鳴子温泉の外れ、玄関口のエネオスガソリンスタンドよりも東鳴子寄りにある、国道47号線沿いのお宿です。
今まで何度も目の前を通過してきた筈ですが、ほとんど気に掛けずにいました。

まずは車を駐車場に停めて、旅館入り口へ。途中、源泉の湧出箇所でしょうか、蓄湯タンクのようなものがありました。そこからは湯気が出ており、ほんのり鉱物系のアブラ臭がします。
これには期待で胸が膨らみます。
受付をすると、お風呂は4階部分との事。男女別の内湯だそうです。内湯の他にも露天があるのですが、こっちは宿泊者しか利用出来ないとの事でした。

さて、その内湯。展望風呂のようになっており、眼下に国道47号線を見下ろす事が出来ます。
結構広々としており、入って右手側に洗い場がずらりと並び、左手側に10人以上でもゆったりと入ることが出来そうな広々とした湯船がありました。

お湯はうっすら黄味がかって見えるものの、これは湯船のせいかな?
基本的には無色透明の物です。見た限りでは湯花などは浮いていません。
ほぼ適温のお湯で、わずかですが、ツルツルする感触があります。体が冷えていたので、温かいと言うだけで気持ちが良いのですが、それほど特徴は感じません。
お湯からは僅かにモール臭がしますが、本当にごく僅か。
旅館駐車場のそばにあったタンクで嗅いだお湯の臭いは殆ど残っていません。

湯口からはお湯がドボドボと注がれていますが、こちらも特徴無し。
どうやら、循環をしているようです。
それとは別に、熱い源泉も注がれていますが、浴槽内に直接注がれているので、桶などで掬って特徴の確認を出来る訳でもなく、残念。
源泉温度が高温だから、この湯使いはある意味仕方が無いのかな・・・?

幸いにして、不快な塩素臭などはせず、広々とした浴室にはたまたま私ひとりだけ。結構落ち着いてゆっくり入ることが出来ました。ただ、もうちょっと頑張って欲しかったかな?
もしこのお宿が東京の私の近所にあったら、大歓迎ですし、そこそこの頻度で通うんですけどねぇ。
良いお湯が目白押しの鳴子ですので、非常に影が薄く、なんだか損をしているような気がしてしまった一湯です。

2008-5/4

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