宮城県

駒の湯 (駒の湯温泉) ★5.0

駒の湯は2008年6月の「岩手・宮城内陸地震」で発生した土石流に流され一度は廃業してしまいましたが、2015年10月に日帰り温泉として復活。2016年8月には蕎麦カフェもオープンしました。
当ホームページでは駒の湯を応援しております。頑張れ駒の湯!

含硫黄-カルシウム-硫酸塩泉
(駒の湯3号泉) 41.6度 / ph5.4 / H5.6.8
Na+ = 23 / K+ = 9.6 / Mg++ = 28.4 / Ca++ = 508.6
Mn++ = 1.4 / Cl- = 11.7 / HCO3- = 12.5
SO4– = 1311 / HS- = 0.2 / H2SiO3 = 14.2
CO2 = 52.7 / H2S = 8.0 / 成分総計 = 2031mg

上記は男湯側、女湯は別源泉

宮城県栗原市栗駒沼倉耕英東88
0228-46-2110
男女別内湯
300円
9:00 – 16:00

前々から気にはなっていたものの、なかなか行く機会が無かった駒の湯。
やっと行く機会が訪れました。
曲がりくねった山道を走った人里はなれた所にあり、とても環境の良い場所にあります。
お宿はなかなか綺麗な建物で、とても良く手入れされている様子。場所が場所だけに、もっと鄙びた湯治宿をイメージしていましたが、ちょっと意外でした。

お風呂は内湯のみです。玄関からちょっと長い廊下を進んだ先にありました。
外観同様、館内はとても綺麗です。
綺麗である事に何の問題も無く、むしろ歓迎すべき事なのですが、もっとこう、鄙びた雰囲気を期待していた私にとっては、何だか、ちょっと裏切られた気分。(笑)

さて、浴室内部。タイル張りのとてもシンプルなものです。入って左手側に洗い場が数名分あり、右手に長方形の湯船がひとつ。
内湯ですが、浴槽側に大きな窓があり、採光が良く、圧迫感は全く感じません。
木をくり貫いたような湯口があり、そこから勢い良く源泉が注がれていました。
湯口の反対側に溢れたお湯を排出するポイントがあり、洗い場へのオーバーフローはありません。
注がれるお湯の量が量だけに、もしオーバーフローしていたら素晴らしい光景だったと思われ・・・
クドイようですが、ちゃんと手入れがされており、とっても綺麗な浴室です。
私が期待して(以下略)

なんか、妙に綺麗な建物であったり、オーバーフローしてくれない湯船であったり、私が勝手に理想としている秘湯のイメージからは大きく掛け離れている気がします。
まぁ、一般的には全くもってどうでも良い事だとは思いますケドね。

まぁ、そんな話はおいておき、お湯。透明で、光の加減か、ほんのり青味がかって見える、透明度が高く澄んだ美しいものです。少し温めで、40度程度でした。
肌触りがツルツルする気持ちが良いもので、お湯からは甘い硫黄臭が少し強めに香っています。
この強めの硫黄臭、恐らく大量掛け流しによる産物で、もしこれがチョロチョロの掛け流しであったら、硫黄臭を僅かに感じる程度のものになっていた事でしょう。
印象的には、昨年訪れた北海道の雌阿寒湖温泉、景福に近い感じです。
掛け流し量が非常に多いため、説明するまでもなく鮮度は抜群に良く、なんと、泡付きまでも確認する事が出来ました。
なんかこう、「素晴らしい!」意外の言葉でどう表現して良いのか分かりません。
温めなので、長時間ずっとお湯に入っていても、疲れる事が無く、ずっとこの場に留まっていたくなってしまいます。
立ち寄る事が出来たのは本当に嬉しいですが、このお湯を短時間しか味わえない事で、かえって苦痛に感じてしまいそうです。
以前より、栗駒山を挟んだ岩手県側の須川高原温泉に泊まってみたいと思っていましたが、まさかこんなに駒の湯が良いお湯だったとは・・・
入浴しながら、「ココか須川が、どっちに泊まろうか・・・!?」なんて、早くも次の事を真剣に悩んでしまいました。
それほどまでに素晴らしいお湯です。大変に気に入りました!

私の好み通りに鄙びていないのが唯一の欠点ですが(まだ言ってる)、お湯の素晴らしさに全く非の打ち所がありません!
温めなので、宿泊すれば数時間ずっと浴室内に居座ってしまいそうです。
もう、どうしようもなく気に入ってしまいました!
ちなみに、男湯と女湯は別源泉なんですよね。コッチも気になるぅ~~~!!!

次回再訪時は必ず宿泊します。

2007-5/12

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