宮城県鳴子温泉

東多賀の湯(鳴子温泉) ★5.0

含芒硝・石膏-硫黄泉

宮城県玉造郡鳴子町字新屋敷160
男女別内湯
0229-83-3133
日帰り : 500円 (湯巡りシール2枚)

国道47号線沿いの、鳴子温泉駅近くにある温泉旅館です。
西多賀旅館とウジエスーパーの間にあり、国道を走っていると「東多賀の湯・ひふ病名湯」という看板が見えてきます。
一瞬「皮膚病専門?」と勘違いしそうな看板ですが、皮膚に問題が無くてもちゃんと入浴出来ます。
良いお湯だという、自負の現れでしょう。

建物の中に入ると、まず最初に飛び込んでくるのは犬小屋です。犬小屋の前には看板が立てかけられており、「ポチのお尻ふりふりにだまされるな。噛まれる!手を出すな。」という、何やら物騒な事が書かれています。
どんな猛犬が潜んでいるのだろうと思ったのですが、今日はお留守のようでした。ちょっと残念。
湯治宿として有名な所なので、古い建物かと思ったら、意外と綺麗で拍子抜けです。
受け付けを済ませ、建物奥にある浴場へ向かう。

浴場前には畳の間があり、休憩や湯上りの待ち合わせなんかに使えそうです。
脱衣所は10人分程の籠があります。こちらも、あまり古さを感じさせない、シンプルだけれども小奇麗なもの。
「湯治宿=古臭くて今にも崩れ落ちそうな内外装」という、勝手なイメージが先行してしまい、どうもいまいちピンと来ません。
ただ、建物に入った瞬間から感じていた硫黄の臭いは、脱衣所に入るとますます強くなり、奥の浴室からただならぬ雰囲気が伝わってきます。
西多賀旅館と並んで、鳴子屈指の名湯と評される東多賀の湯。果たしてどれほどのものかと、自ら確認すべく、期待に胸を膨らませながら浴室に突入する。

浴室は、今まで小奇麗だった廊下や脱衣所の雰囲気から一変。湯治場の雰囲気がとても良く伝わる、板張りの風情溢れる古臭い造りをしています。
シャワーやカランなどは無く、湯船がポツンと一つ。入り口入ってすぐ右手には、体を洗う為か、木管から源泉がドボドボと洗い場に垂れ流されています。
温泉成分のせいか、はたまたただ単に古いだけか、黒ずんだ板張りの浴室内に真っ白なお湯が張られており、神秘的な神々しさすら漂ってきます。

お湯はちょっと熱めで、恐らく43度位でしょうか。新鮮なお湯が絶えず掛け流しにされています。しっとりする感じの肌触りで、とても柔らかいです。
臭いは強烈な硫黄臭で、若干ながら油臭がします。白濁していて湯船の底は見えないのですが、どうやら板張りになっている様子で、岩風呂等にありがちな固くてゴツゴツした感じが無く、とても心地が良い。
湯船の側面、限りなく水面近くに、何本か通気口がありました。空気よりも比重が重い硫化水素を外に逃がすためのものと思われます。成分が濃い事の現れでしょう。
飲んでみると、硫黄と油と、あと若干の酸味が混ざった、何とも表現のし難い、とってもマズイお湯です。鳴子のお湯はどこも濃く、飲めたもんじゃないと再確認。
(そもそも、飲泉の許可自体がおりていないお湯ですので、飲む事そのものをあまりオススメしません。^^;)

西多賀と東多賀、比較される事の多い二箇所ですが、どっちが良いかと聞かれると、どちらも甲乙つけ難い名湯で、「どちらも素晴らしい」としか言いようがありません。
浴室の雰囲気が良く、硫黄の香りが心地よい、優しいお湯の東多賀。
対する、物凄く濃い、クセになりそうな油臭のする、強烈なお湯の西多賀。
その時の気分で入り比べれば良いのではないでしょうか。
どちらに入っても、「こりゃぁ、そんじょそこらの温泉とは訳が違うぞ!」という違いは感じ取って頂けると思います。

2005年 3月20日 - 初訪問時のレポート

2005年 大晦日 宿泊。

やっぱ、年末年始は自分が納得行くお湯で締めくくり&歳初めじゃなければと思いまして、2005年の大晦日に宿泊しました。
でも、遅い時間まで湯巡りし、疲れて酒飲んで飯食ったらそのまま爆睡。
気がついたら歳が明けていました。
と、言うわけで、2005年のシメは鳴子共同浴場の瀧の湯になりましたとさ。残念っ!
仕方が無いけど、朝風呂だけで済ます。2006年の第一湯は東多賀と言う事で・・・

2006年は何箇所の温泉に入れるかなー?

2009年 6月 20日 - 再訪

最後に入ったのが、2006年の元旦。それ以来再訪しておらず、実に3年半ぶりの入浴です。
ここのお湯が良い事は誰もが知る事で、私自身大好きだったのですが、なんでこんなに長い間再訪していなかったのでしょうか。その間にも何度となく鳴子に来ているんですけどね。
我ながら不思議です。鳴子には他にも良いお湯が目白押しだからと言うのも理由だとは思いますが・・・
久し振りの東多賀でしたが、やっぱり良いです。良い物は良い!
西多賀の直後に入りましたが、やっぱり、どちらも甲乙つけ難いです。
東多賀のお湯は温めなので、ゆっくり出来るのが良いですね。浴室の風情も素晴らしいです。
やっぱりここのお湯は良いなぁ!
一時期立寄り入浴を断っていたなんて話も聞きますが、普通に入る事が出来て、ほっと一安心です。また来たいなぁと思いました。
鳴子を語る上で、欠かすことの出来ない、素晴らしい一湯です。

2020年 1月3日 - 何度目かの再訪

久しぶりの再訪ですが、いつも通りに素晴らしいお湯でした。
少しぬるめなのでいつまでも入っていられます。
立ち寄りでの利用なのであまり長居はしないつもりでいましたが、何だかんだで1時間以上ゆっくりとしてしまいました。

ちなみに、看板犬のポチ君も健在でした。
2005年のレポートでも触れていますので、もう15歳以上ですよね?
建物に入ると尻尾を振り、私の靴の臭いを嗅いでいました。臭かったらゴメンね。(´・ω・`)
だいぶ年を取った印象。次に来るときも元気でいて欲しいですね。

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