単純温泉
Na+ = 140.2 / K+ = 5.6 / Ca+ = 29
Cl- = 4.4 / F- = 3.2 / HCO3- = 420.5
H2SiO3 = 117.1 / CO2 = 48.1 / H2S = 0.1以下
成分総量 = 721.7mg
秋田県湯沢市秋ノ宮湯ノ又
0183-56-2806
男女別内湯
500円
10:00 – 16:00
秋の宮温泉郷にある温泉宿の一つです。
場所が良く分からなかったのですが、ナビに登録されていたので、とりあえず案内して貰う。指示される通りに走ると、どんどん山の中に入ってしまいます。
「おいおい、このナビ、一体どこへ連れて行くつもりだ・・・?」と、不安になりながらも、他に頼るものが無い為、行くだけ行ってみる事に。
そろそろ引き返そう思っていた頃、ようやく一枚の看板を発見。どうやらナビは間違っていなかったみたいです。
道には枯れ枝やらが散乱する酷道を走りきると、まさに秘湯と呼ぶに相応しい山中の川沿いに宿が一軒だけ建っていました。
お風呂は男女別で、内湯のみがあります。
川沿いにあるので、雄大な景色を見ながら入れればと思いましたが、残念ながら景観を楽しむ事は出来ません。
張り紙には「ヘビや虫が入るので窓開けないで」と言うような事も書かれております。
きっと、露天を造れなかったのもその辺に理由があるのかも知れません。
内湯には湯船が手前と奥で2箇所あります。
まずは手前。適温のお湯が張られていました。どうやらこの浴槽ですが、奥の湯船と中で繋がっている様子。
折角だから新鮮なお湯を楽しもうと、奥へ移動しました。
次にお奥の浴槽。こちらはちょっと熱めです。無色透明なお湯が張られており、ほんの僅かに白い湯花が舞っています。
臭いも微量ながら硫黄臭がするもので、なかなか気持ちが良いです。
肌触りはシットリするものであまり特徴はありませんが、とても温まる良いお湯でした。
ちなみにこの浴槽、ある意味足元自噴とでも言うのでしょうか。
湯口は浴槽内の壁面にあり、それが源泉の湧出口です。
どうやら、元々岩肌からお湯が湧出しており、その岩肌を浴槽の一部として造ったみたいですね。
ちなみに源泉の湧出口は男湯にあり、女湯の湯船は男湯と繋がっていました。
秘湯と呼ぶに相応しい、山の中の一軒宿です。
維持管理するのはなかなか大変そうですが、是非とも頑張って欲しい一湯ですね。
周辺もそうですが、宿自体もとても静かですので、喧騒を忘れてストレスを癒したい方にはとてもオススメできると思います。
2006-5/7
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