アルカリ性単純温泉
(東トロコ温泉) 78.1度 / ph8.0
Na+ = 138.2 / Cl- = 83.2 / SO4- = 67.1
HCO3- = 149.2 / H2SiO3 = 91.1 / HBO = 60.9
秋田県鹿角市八幡平字切留平10-1
0186-31-2226
男女別内湯 ・ 露天風呂
400円
9:00 – 20:00
秋田八幡平に数多く点在する温泉の一つで、国道341号線沿いのとても分かりやすい所に建つ施設です。
前日宿泊した後生掛温泉から南下する際、せめてもう一箇所くらい八幡平へ入って行こうと思い、当初は銭川温泉に行こうと目論んだのですが、GWだからか、この日は日帰り入浴を受け付けておらず入れませんでした。
そこで次に目に付いたのがココ、東トロコ温泉です。
東トロコ温泉の外観は結構立派なホテルと言った感じです。
八幡平に多く点在する、所謂「秘湯」と呼ばれるような風情はありません。
チェックアウト後だったからかも知れませんが、前日行ったふけの湯や後生掛温泉の賑わいに比べるとちょっと閑散としています。
お風呂は内湯と露天があり、それぞれが離れているために脱衣所が別々です。
どちらも同じ湯を引いているとの事でしたので、今回は内湯を利用しました。
さて、内湯。いかにもホテルと言った感じの広々としたもので、シャンプーなどの備え付けられた洗い場と、とても大きな湯船が一つあります。
湯口には岩が組まれており、滝のように落ちていました。湯口からの
投入量と同程度のオーバーフローがありましたので、掛け流しだと思われます。
お湯の特徴は、無色透明で、僅かながら白い湯花が舞っています。
単純温泉と聞いていましたので、全然期待していなかったのですが、思ったよりも良いお湯でちょっと嬉しくなってしまいました。
臭いは硫黄臭と、僅かながらアスファルト系のアブラ臭がします。
何となくですが、群馬の川原湯温泉のお湯を少し薄くしたような印象です。
湯船が大きいため、鮮度はあまり良くありませんでしたが、その代わりにとても柔らかい優しいお湯で、ゆっくりと和むことが出来ました。
湯口にはさりげなくコップが置かれており、飲めるのが分かります。
試しに飲んでみたところ、ごく僅かながら硫黄味と甘味、塩分を感じる、
結構美味しいものでした。
八幡平一体には、日本一の強酸性を誇る玉川温泉を筆頭に、後生掛、ふけの湯など、日本を代表するような、個性的なお湯が揃っています。
その中にあっては、随分とおとなしく、あっさりとしたお湯です。
どうしてもそれらと比較をすると評価が低くなってしまうのですが、単体で考えたら決して悪くは無い・・・どころか、とても良いお湯です。
コテコテの硫黄泉にどっぷり浸かった後の上がり湯に良さそうですね。
気持ちが良い一湯でした。
2006-5/6
コメント