乳頭温泉秋田県

蟹場温泉 (乳頭温泉) ★4.0

単純硫化水素泉
(蟹場・唐子) 53.5度 / ph8.6

秋田県仙北市田沢湖田沢字先達
0187-46-2021
男女別内湯 ・ 混浴露天
500円
9:00 – 16:30

温泉ファンの間だけでなく、一般人の間でもとても有名な、メジャー過ぎる秘湯、乳頭温泉郷にある蟹場温泉です。
前から行きたかったのですが、とにかく人気があって人が多いと聞いていましたのでずっと二の足を踏んでいました。
今回は少し遅めの夏休みを取得でき、平日湯巡りが出来たのでやっと訪れる事が出来ました。

蟹場温泉は県道で乳頭温泉郷に入り、その一番奥、県道のどん詰まりに位置しています。
秘湯と言うイメージが強かったので、どんな山小屋が待ち構えているのかと思えば、意外と立派な旅館が建っていました。
「秘湯=あばら屋」と言うのは今の時代通用しない偏見なのかも知れませんけれどもね。^^;
内部は、旅館としてはなかなか立派で、風情あるものです。日帰りの入浴をお願いしたところ、快く受け入れて下さいました。

まずは内湯ですが、。旅館母屋の離れに湯小屋があり、屋根つきの通路を歩いて行く事が出来ます。
木風呂と岩風呂があり、それぞれが男女別に別れていました。

岩風呂には、浴室内には岩で組まれた湯船が一つあります。
無色透明のお湯が張られており、所々白い玉子スープ状の湯花が浮いていました。
ほんのり硫黄臭が香り、肌触りがツルツルして良いお湯なのですが・・・
物凄く温い。
それもその筈、湯口からは熱いお湯が注がれているのですが、その脇の水道蛇口から物凄い勢いで加水されているのです。
脱衣所には「水の出しっぱなし禁止」みたいな事が書かれているのに・・・
きっと先客が放置したまま上がってしまったのでしょう。
うーん、ヒドイ。元々温い源泉だったら気持ち良いと言っていたところですが、手が加えられていると思うと、受ける印象は全然違うものになってしまいます。
何だか悲しい気分になり、水道蛇口を止めて、さっさと上がりました。

続いて、岩風呂のすぐ隣にある木風呂に入りました。脱衣所が別になっており、一旦廊下に出る必要があるので、移動が少し面倒です。
こちらは岩風呂に比べると少し広く、洗い場が数人分と、大きな湯船が一つありました。張られているお湯は岩風呂のものと同じと思われ、心地の良い硫黄臭が香るものです。
源泉温度が高い為、こちらの湯船でも加水されていましたが、ちゃんと適温に保たれており、入り心地は良いです。
岩風呂に比べて湯花の量も多く、硫黄臭が強く、浴感も段違いに良いです。
湯口のお湯を口に含んでみたところ、硫黄味がする美味しいものでした。
とても優しいお湯で、いつまでも入っていたくなってしまいます。
これはなかなか気に入りました。

さて、この蟹場温泉には、内湯だけでなく、露天風呂もあります。
唐子の湯と名付けられており、旅館母屋から一旦外を出て、遊歩道を50メートルほど歩いた所にありました。

こちらの露天風呂には男女の別は無く、混浴での利用となります。
東屋風の脱衣所と岩風呂で形成された、とても広々としたもので、風情があってなかなか良い造りをしています。
人気がありそうな造りですが・・・なんと、誰も利用者がいませんでした!
平日効果と言う奴でしょうか。「乳頭温泉=大混雑」と言う方程式が出来上がっていた私にとってはショッキングな光景です。
勿論、空いているにこした事はないので、嬉しい誤算ですけれどもね。

お湯は無色透明で、所々白い湯花が舞っています。
源泉は浴槽から少し離れた所から自噴しており、そこから小川のようにお湯を浴槽に誘導していました。
源泉温度が非常に高く、常時加水がされている様子です。

ほんの僅かに硫黄臭が漂うもので、少し温めですが適温になっており、入り心地はとても良いです。
内湯とお湯の印象が非常に似ているのですが、こちらの方はビリビリする肌触りと、湯上りにサッと汗が引く心地よさがありました。芒硝成分が含まれているのかも知れませんね。

とにかく風情が良い旅館なので、雪に閉ざされる冬場に訪れたら更に幻想的なのではと思われます。
でも、そんな時期に行こうものなら、きっと混むんでしょうけれどもね・・・
雪の露天に入るべく、再訪したいような、空いていて良い印象のまま思い出にとどめておくべきか、ちょっと悩んでしまう一湯でした。

2006-8/21

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