単純温泉
(水神温泉 3号井) 44.6度 / ph7.5 / H16.9.27
Na+ = 147.3 / K+ = 13.4 / Cl- = 26.1 / HCO3- = 412.3
H2SiO3 = 188.6 / CO2 = 14.9 / 成分総計 = 819.7mg
岩手県北上市和賀町岩崎1地割103
0197-73-7297
男女別内湯
150円
7:00 – 21:00
千貫石温泉「湯元東館」から車でおよそ10分の所にあります。
こちらの旅館も、湯元東館。2軒のお宿は温泉地名が違う以外、まったく同じ名前で、違和感を感じたのですが、どうやら同系列の旅館みたいですね。
水神温泉に向かう途中に湯元東館2件の案内看板がありましたが、紛らわしい事このうえ無く、思わずニヤリと笑ってしまいました。
これ、迷うひと居るんじゃないかな~・・・
東館と西館って区別すれば良いのにと思ったけど、東館と書いて「あずまかん」と読むようなので、仕方が無いかな・・・っと。
同系列店ですが、こちらはとても素朴な造りで、落ち着いた風情の旅館と言った感じです。
私はこっちの方が落ち着いて良いのですが、同じ名前を冠する割に随分と差があるような印象がします。
入浴料も150円ととても安く、地元の方たちを中心にまるで共同浴場のような使われ方をしていました。
お風呂は内湯のみです。
洗い場が数人分と、湯船がひとつあります。
露天に出れるような扉がありましたが、堅く閉ざされており、その先がどうなっているのかは分かりません。もしかしたら昔は露天があったのかも知れませんね。
お湯は無色透明、ほんのり金気臭漂う温めのものです。
肌触りがツルツルし、じっとしていると細かい気泡が体に付着します。
湯口は千貫石温泉と似たような造りで、岩に穴をくり貫いて、そこからお湯があふれ出ていました。
湯口付近は半身浴用でしょうか、湯船が随分と浅くなっています。
地元のおじいさん達は、湯口の真下にあぐらをかくように座り、肩にお湯を当てて楽しんでおられました。
とりあえず私も、空いた隙を見計らって打たせ湯をしてみる・・・
ん~・・・これがまた気持ちが良いんだなぁ。
注がれたばかりの源泉から香るフレッシュな金気臭で辺りが包まれ、何とも夢見ごこちな気分になれます。
お湯もそんなに熱くなく、いつまでもその場を離れたくなくなってしまうほど。
ふと脇を見ると、順番待ちのつもりでしょうか、地元と思われるご老人がつかず離れずの場所で様子を伺っているみたいでしたので、私は早々にその場を譲りましたが・・・
その場を離れる時は、少し名残惜しいような気分でした。
共同浴場のような、ステキな一湯でした。
2006-11/18
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