最終入湯日 : 2007-4/29
アルカリ性単純温泉
(イカツツ源泉)
70.8度 / ph8.53 / 266L / 動力 / H18.8.9
Na+ = 240.7 / K+ = 2.4 / Mg++ = 0.6 / Ca++ = 17.7
Fe++ = 0.9 / Cl- = 233.7 / F- = 2.7 / SO4– = 192.1
HS- = 0.3 / HCO3- = 25 / CO3- = 11.1 / H2SiO3 = 64.1
HBO = 18.9 / 成分総量 = 812mg
青森県黒石市二庄内字イカツツ
男女別内湯
200円
8:00 – 18:00
国道に立派な看板があり、脇道に入って500m先と書いてあります。
登り勾配の細い山道で、そのまままっすぐ進むとランプの宿として有名な青荷温泉へ行く行くことが出来るのですが、500m以上進んでも目的の空の平高原温泉に全然たどり着きません。
「道を間違えたかな?」と不安になりはじめた頃、小さな共同浴場が現れました。
私の車のトリップメーターで確認したところ、看板からの距離はおよそ2700m。500mって、一体どこから出てきた数字なのでしょうか。
私の友人はすぐ手前まで来ておきながら「やっぱ道間違えたみたい?」と、引き返してしまった事すらあるそうな。
さて、湯小屋ですが、とても小さなもので、隠れるようにひっそりと佇んでいます。
管理人不在で、料金箱にお金を入れて利用する仕組みになっていました。
国道に設置されていた看板からは全く想像がつかないもので、あの看板は一体なんだったのか、とても気になります。
内部はとっても共同浴場チック。ちゃんと男女別に分かれており、脱衣所、トイレ、浴室と、必要なものがシンプルに揃っていました。
内湯はタイル張りで、洗い場数人分、10人以上ゆったりと入ることが出来そうな広々とした湯船がひとつあります。
入って右側の壁面には岩が組まれており、熱い源泉がその岩の上から滴り落ちるように注がれていました。なんとも素敵な湯口です。
お湯は無色透明で、ほとんど無臭。僅かに白い湯花が舞うツルツルする肌触りのお湯で、湯口に鼻先を突きつけて臭いを嗅ぐとほんの少しだけ硫黄臭を感じます。
浴槽内の温度は40度を僅かに下回るであろう、かなり温いものでした。
湯口から注がれる湯量、源泉の温度、浴槽の大きさからから考えると、もっと熱くても良さそうなものですが、地元の方の話によると、どうやら前日まで冬季閉鎖されており、お湯が張られた直後で浴槽に使われているコンクリートがまだ冷たいからだそうです。
湯口から一番離れた場所の湯底を触ってみたところ、はっきり分かるほどに冷えていました。
シンプルなお湯、シンプルな造りの共同浴場ですが、何だかほっと心落ち着きます。
ちなみに、大きな窓ガラスからは山々を一望する事ができ、内湯にいながらして開放感も味わう事が出来ます。
なかなか素敵な一湯。青荷温泉へ行く際に必ず通る道ですので、湯巡りするのであれば、是非立ち寄ってみる事をお勧めします。
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