浅虫温泉

双葉荘 (浅虫温泉) ★4.0

最終入湯日 : 2009-7/19

ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
(浅虫双葉荘源泉) 73度 / ph8.86 / H16.9.3
Na+ = 217.3 / K+ = 6.3 / Mg++ = 0.7 / NH4+ = 0.3
Ca++ = 183.1 / Cl- = 200.3 / F- = 0.8 / HS- = 0.1
SO4– = 608.6 / HCO3- = 3.7 / OH- = 0.1 / CO3– = 9.9
H2SiO3 = 82.2 / HBO2 = 1.9 / 成分総計 = 1316mg

青森県青森市大字浅虫字山下249
017-752-3391
男女別内湯
400円
13:00 – 20:00

浅虫温泉で、どうしても入りたかったお宿です。
以前も立ち寄りをお願いした事があるのですが、宿泊の方が見えられているとの事で、お断りされてしまいました。
今回は、前日のうちに立ち寄りをお願いして、満を持しての入浴です。

なんとこの双葉荘、ほとんどの宿に共有源泉が引かれている浅虫で、貴重な独自源泉を持つお宿なのです。しかも、1本と言わず、3本もの独自源泉を持っています!
うち1本は、玄関先で捨てられているのだから、驚きです。
冬場はその源泉で雪を解かしているのだとか。なんと贅沢な話でしょう!
その源泉の臭いを嗅いでみると・・・ あれ? 浅虫ってこんなお湯だったっけ? と思う程に、ハッキリと分かる硫黄臭を感じます。
残念ながら浴用ではありませんが、「捨ててるお湯がこんなに良いなら、浴室のお湯はどれだけ良いんだろう・・・!?」と、期待に胸が膨らみます。

玄関をくぐり、「ごめんくださ~い!」と呼ぶと、中から女将さんが出てきました。
前日のウチに入浴をお願いしていたので、今回はすんなりと入浴をOKして下さいました。
しかも、お風呂掃除前でお湯の調子が万全じゃ無いから、お代は要らないとの事です。
うぅむ・・・ 申し訳ない。お言葉に甘えて、お風呂をお借りする事に。

さてそのお風呂。男女別にある内湯で、湯船 がひとつと洗い場数人分のシンプルな構造。
3本あるらしい独自源泉ですが、どう言う使い方なのかは不明。
無色透明のお湯が張られており、菖蒲がプカプカと浮いていました。
お湯は少し熱めで、芒硝泉ならではのビリビリ感は健在です。
でも、不思議と、直前に入った浅虫共有源泉のお湯に比べると、ビリビリ来る刺激はマイルドな感じです。
お湯からは芒硝臭と、僅かながら硫黄臭が崩れたような臭いがします。
お湯の印象は、浅虫と言うより、鴬宿に近い気がします。

湯口は蛇口タイプです。しかし、この蛇口湯 口、温泉成分がガチガチに析出しており、実際の管の倍くらいの太さになっています。
湯口からは熱い源泉が静かに注がれています。蛇口を捻れば源泉の投入量を調整する事が出来ます。試しにMAXにしてみた所、ザブザブと勢い良くお湯が投入されて、周囲に何とも良い硫黄臭が漂いました。
お湯を口に含んでみると、僅かに甘い硫黄味と、薬味、ほんの少しながら、塩味も感じます。何とも美味しいお湯です。
しかも、このお風呂、洗い場のカランから出るお湯も源泉なんですね。ほんのり硫黄臭を感じます。

いや~・・・ 良いなぁ。
私個人的には、十分以上に満足!
でも、女将さん曰く、清掃前だし、前日にお客さんが入った後だから、もっと良い状態で入って頂きたかったと、なんだか恐縮されています。
それを聞いていると・・・ 絶好調の時に再訪したくなってしまいました。

浅虫温泉は他の旅館もしらみつぶしに入ってみたい所なので、また来る機会があると思います。その際は是非とも再訪してみたい、素晴らしい一湯でした。

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