最終入湯日 : 2007-5/1
含硫黄-ナトリウム-塩化物泉
(三内ヘルスセンター温泉) 46度 / H4.12.18
Na+ = 5000 / K+ = 260 / Nh4+ = 6.4 / Mg++ = 190
Ca++ = 220 / Cl- = 8155 / Br- = 2.6 / I- = 2.1
SO4– = 113.7 / HCO3- = 482.1 / H2SiO3 = 115.6
HBO2 = 49.8 / CO2 = 39.6 / H2S = 40
成分総計 = 14680mg
青森県青森市大字三内字沢部306-1
017-766-0185
男女別内湯
350円
8:30 – 21:00
青森市内、広々とした霊園の隣に沸く温泉です。
青森ではとても有名な温泉で、しばしば話題にあがるところなのですが、実はまだ行った事が無かったのです。そのせいで友人に散々煽られてしまい・・・
ココに立ち寄らないまま引き返しては、どんな仕打ちを受けるか分かったものではない!
そう思い、焦りにも似た気持ちを抱きつつ立ち寄って参りました。
施設はとても大きいですが、使い込まれた感 が強い、とても年季が入ったものです。
広々とした駐車所には沢山の車が停められており、既に多くの人が訪れている様子。人気の高さが伺えます。
内部も少し古びていましたが、寂れた感じは全く無く、多くの人が行き交っていました。
綺麗な施設も、それはそれで良いものですが、お湯が良ければ施設が多少古くても人は集まると言うことでしょうね。
お風呂は内湯のみです。
内部はとても広々。入って左手側に洗い場がズラリと並び、右手側、浴室全体の2/3が湯船と言う感じです。
お湯は薄っすら緑がかった白濁で、浴室中が硫黄臭で充満しています。
湯口は1箇所、高い所からドボドボと注がれていました。
実際の湯口は2本あり、友人達の話によると普段は両方使われているのですが・・・
たまたまこの時だけだったのかな・・・?
さて、入った感触はと言うと、一言で片付けると「重い」お湯です。
強い硫黄臭と、ほんの僅かにアブラのような、癖のある臭いがします。
お湯自体は温めで入りやすい温度なのですが、入って暫くすると体が芯から暖まり、ドーンと疲れがやってきます。
湯口のお湯を口に含むと、硫黄味と、強い塩分を感じます。重いと感じるのはどうやらこの塩分の仕業と思われ、実際の温度以上に暖まり、一旦汗を掻くとなかなか引かなくなってしまいます。
タイプ的には、喜連川の早乙女温泉に近いものがあります。早乙女もそうですが、平地にこんな個性的なお湯が沸くなんて、ちょっと不思議ですね。一体どんな湯脈があると言うのでしょうか・・・?
ふと浴室の一角に目をやると、ヘロヘロになった先客が数名トドになっていました。
私もその人達に混ざり、トドになると、まるで体がフロアに根をさしたかのように、ずーんと重く、動けなくなってしまいます。
ものの10分お湯に浸かっただけだと言うのに、このヘロヘロ度合いは半端ではありません。
凄いお湯だとは聞いていましたが、実際に入ってみてその凄さを実感出来ました。
不思議なところにわく、素敵なお湯。
難点を挙げるとすれば、利用者が多いせいもあってか、お湯が劣化しすぎで、湯底にゴミなどが溜まっていて、あまり状態が良くなかった事でしょうか。
しかし、お湯の力強さがそれで失われたわけでなく、とても素晴らしい一湯です。
来年も青森に来る機会があれば是非とも立ち寄りたいと思いました。
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