ナトリウム。カルシウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉
青森県上北郡十和田湖町奥瀬字蔦野湯1
男女別内湯 ・ 男女入れ替え内湯 ・ 貸し切り風呂
0176-74-2311
入浴 : 400円
足元自噴の浴槽で有名な、「蔦温泉旅館」に入浴をしてまいりました。
外観はなかなか趣のある「和風温泉」といった佇まい。
それも、近代的なモダン和風という風情では無く、長い歴史を感じさせる、本当の意味での純和風と言った佇まいです。
折りしもゴールデンウィーク真っ只中の慌しい時期、既に多くの人が日帰りで利用しに来ていました。
館内は、外観からは想像も付かないくらい、小奇麗にされています。
もっとボロボロかと思いきや、案外新しいので、ちょっと拍子抜けな感じもします。
しかし、館内の至るところに、蔦温泉の歴史が紹介されており、これらを読んでいるだけでもなかなか楽しいです。
さて、最初に入ったのが、玄関すぐ傍にある「久安の湯」です。
蔦温泉が登場する一番古い文献が、久安3年(1147年)だった事から付けられた名前だと思われますが、この浴室自体は、平成2年に改築された、そんなに古いものではありません。
もし久安時代に作られた湯船がそのまま残っていたら、、、 有り得ない話ですが、是非とも入って見たいものです。
ちなみにこの久安の湯、時間によって男女入れ替えなのですが、女性時間は午前0時から午前8時までだそうです。つまり、真夜中か早朝しか使えません。
もうちょっと気の利かせた時間にしてあげれば良いのに・・・
いずれにせよ、女性が利用するのであれば、泊まらなければなりませんね。
久安の湯は、内湯のみで、大きめな湯船と簡単な洗い場があるだけのものです。
お湯は無色透明で、あまり特徴を感じない優しいお湯です。湯船の底から絶えず新鮮なお湯が沸き続け、もったいない程にザァザァ捨てられています。
お湯そのものの匂いではありませんが、青森ヒバの香りが心地良かったです。
次に入ったのが、「泉響の湯」で、こちらはちゃんと男女別内湯になっています。
ちなみに、以前は男女別の仕切りが無い、混浴の大浴場だったそうです。
こちらも、久安の湯と同じく、足元から自噴する透明なお湯が並々と満たされていました。
浴室は青森ヒバで造られ、風情は抜群。蔦温泉の歴史を感じながら入浴をする事が出来ました。
ただ、一つ残念な事・・・
これは、何も蔦温泉が悪い訳ではありませんが、乳幼児が矢鱈多かった事!
男湯でも2人程の赤ちゃんがいましたが、女湯にはナント、6~7人の乳幼児がいたそうです。
私達が入ったタイミングが悪かったとしか言い様がありませんが、首の据わらない、自分で排泄行為すらコントロール出来ない赤ん坊を温泉に連れてくるなんて・・・
親は一体何を考えているのでしょう? 非常識にも程があります。
それを止めずに、受け入れてしまった旅館側も、「一体何考えてるんだ!?」 という気にさせられます。
繁忙期だから、多少の事には目を瞑らなければならないと思いますが・・・
幾らなんでも、オシメが取れていない赤ん坊を風呂場で見るのは不快です。
そんなワケで、評価は少し低めです。
出来れば、もう少し人が少ない時に再訪し、改めて蔦温泉の良さを確認に行きたいところです。
2007年 11月 11日 - 再訪
久しぶりに再訪しました。
前回訪れた際は、乳幼児が多すぎて、何だかあまり良い思い出が無かったのです。
でも、足元自噴で悪い筈が無い! と言う事で、再度確認すべく、行って参りました。
相変わらず風情がある佇まいでGoodです。訪れたのは少し遅い時間と言う事もあり、今回は子供に悩まされる事はありませんでした。
まずは泉響の湯。うーん、お見事!
造りは新しいですが、風情良く出来ており、好感が持てます。
お湯は勿論足元自噴。ところどころに気泡がポコポコと上がる箇所があり、それを背中で受け止めながら入っていると、時間が経つのを忘れてしまいそうになります。
お湯自体はそれほど特徴を感じないものですが、柔らかくて入りやすい!
続いて、久安の湯。
浴室の造りは泉響の湯よりはるかに渋くて、趣があります。
こちらも足元自噴。湯底からお湯が気泡と共に上がってきます。
いやぁ・・・ コッチモ良い!泉響の湯に比べると1度くらいお湯の温度が高い気がします。
と言うか、以前来た時よりも体感少し温度が高いような・・・
これでちょうど適温くらいですけどね。
こんこんと沸き続けるお湯を愛でながら、心地の良いひと時を過ごしました。
再訪して改めて評価してみると、とても良いお湯でした!
いつの日か宿泊で利用してみたいです。
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