最終入湯日 : 2008-7/20
ナトリウム・カルシウム-塩化 物 – 硫酸塩泉
(養老牛温泉 1~6号井の混合)
66.7度 / ph7.4 / 126L / H11.4.12
Na+ = 359.6 / K+ = 23.7 / NH4+ = 0.4 / Mg++ = 1.9
Ca++ = 125.1 / F- = 1.7 / Cl- = 446.3 / SO4– = 428.3
HCO3- = 95.8 / H2SiO3 = 92.4 / HBO2 = 51.7 / CO2 = 8.4
成分総計 = 1637mg
北海道標津郡中標津町字養老牛518
0153-78-2131
男女別内湯 ・ 露天風呂
600円
12:00 – 15:00 (最終受付15時、16時までに退館)
名前だけは何度か聞いた事のある、養老牛温泉。どうでも良いですが、千葉には養老温泉って言うのがありますね。ここ最近千葉に全然行く機会が無く、もう記憶の彼方に消え去りつつありますが、その養老温泉に牛がついたようなものです。(違う)
北海道では特に有名なのか、友人が「行った事が無いから、是非とも一度行ってみたいんだ!」と、強く要望し、今回立ち寄る事になりました。
訪れたのは、いくつかあるお宿の中で、秘湯を守る会の提灯がぶらさがる、とても立派な所、「湯宿だいいち」です。
内部は提灯の宿だけあって、とても立派です。私達が訪れたのは、日帰り終了間際の、15時ちょっと前。もう駄目と断られるかなと思ったら、「16時までに退館して下さい」との事で、すんなりと受け入れて下さいました。
宿泊客も多いみたいですが、日帰りで訪れる人もいるようで、私達と同じタイミングで入浴の受付をする家族連れの姿もあります。館内は多くの人でとても賑わっている感じでした。
さて、そのお風呂。男女別内湯と、男女別露 天風呂。その露天風呂の一角は混浴コーナーになっているようです。
まずは内湯。少し薄暗く雰囲気良さげに統一された室内は、木をふんだんに使った、演出がされた湯屋になっています。
悪くはありませんが、ちょっと湯気で篭っており、ヒノキや洗い場から来るシャンプーの匂いが強くて、余り落ち着きません。
お湯は無色透明。さらりとした感じの良い物ですが、どうも落ち着く事が出来
ずに、早々に露天へと移動しました。
さて、その露天。内湯から出てすぐの所に広 々とした岩風呂があります。
左手側に少し歩くと、木をくり貫いて作った湯船が2つ。そこから少し降りた所に、川を目の前に見ながら入る事が出来る浴槽。
反対側に歩くと、混浴スペースとなっている岩風呂があり、こちらも目の前で川を眺めながら入浴を楽しむ事が出来ます。
なかなか広々しており、結構利用者が多いのですが、窮屈さは感じません。
一通り入ってみて、一番鮮度が良いと感じたのは、内湯から出てすぐの所にある岩風呂で、大半の時間はここで過ごす事になりました。
お湯は無色透明です。一部の劣化した浴槽のお湯には、灰色の湯花がふわふわ浮いていましたが、この岩風呂には湯花がありません。
肌触りがサラリとして、僅かにビリビリと来るお湯です。湯口からは熱いお湯が注がれており、浴室全体も少し熱めに調整されています。
湯口に鼻先を近づけて匂いを嗅いでみたところ、潮臭のような温泉臭に混じり、僅かな芒硝臭のような物を感じます。口に含んでみたところ、ほんのり芒硝系の薬味がします。
お湯から上がるとさらりと乾く感じも、芒硝っぽい印象。
友人に私が「これは芒硝泉ですよね?」と言うと、友人は首を傾げて、ちょっと違うなあぁと言う反応。
そんな筈は無いんだけどなぁ、これは芒硝泉だよなぁ、と感じながら、後で成分表を見ると、芒硝成分がしっかり含まれていましたが、それ以外の成分も同じくらいの数値で出ていました。
大ハズレでは無さそうですが、多分この時の私は芒硝泉を求めていたようで、芒硝成分にとても敏感だったようですね。
必ずしも私の好みではない立派系施設でしたが、お湯や雰囲気は良いので、気持ちよく利用する事が出来ました。
それにしても利用者が多くて、当分安泰と言う感じですね。
一般受けも良さそうですので、無難にお勧めが出来る一湯です。
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