北海道

越川温泉 共同浴場 (越川温泉) ★4.0

含石膏-食塩-芒硝泉
54度 / ph7.3 / 450L / 掘削自噴
Na+ = 1956 / K+ = 27 / Mg+ = 57.36 / Ca++ = 508.8
Fe++ = 4.926 / Al+ = 20.69 / Cl- = 1940 / SO4– = 2791
HCO3- = 291.8 / H2SiO3 = 33.47 / HBO = 13.8
CO2 = 16.28 / 成分総計 = 7686mg

北海道斜里郡斜里町字越川
男女別内湯
200円
朝 – 22:00

斜里の市街地から車を走らせて15分程の所 にある共同浴場です。
国道244号線沿いに白いドラム缶が柱のように立っており、それが目印です。
共同浴場の建物はすこから少しだけ入った所にありました。
看板などは一切なく、普通に探していたのでは決して見つける事が出来ないような場所です。
あるのは湯小屋がポツンと一軒。先客がいるらしく、車が数台停まっています。
ココでキャンプをしているような車や、走るのかどうかすら怪しい古いソアラなんかがあり、一種不気味な雰囲気を醸し出していました。

入るとそこは待合スペースになっており、入 り口のすぐ右手に料金を入れるドラム缶があります。
コイン投入用の口が空けられており、料金箱ではなく「貯金箱」と書かれていました。

驚いたのが、待合スペースの有様。
ソファーの上に、半裸の人が寝ており、その前には鍋物の食い散らかしがあります。
室内には衣類なども散乱しており、まるで乞食屋敷。
彼はここの住人か・・・?
いやぁ、エライ所に来てしまったもんです。浴室は奥にあり、彼に目を合わさないように先へ進みました。

お風呂は内湯のみで、ちゃんと男女別です。
簡素な脱衣所の先にありました。
いかにも共同浴場といった、簡単な洗い場と浴槽があるだけのものです。
黄土色に濁るお湯が張られていました。

ちょっと熱めに調整されており、ビリビリとくるずっしり重いお湯です。
臭いは金気臭と土類臭が混じったようなもので、肌がペタペタするような肌触りがあります。
湯口はホース状になっており、2箇所ありました。
一つは温泉で、かなり熱いお湯です。もう一つは真水らしく、冷たいものでした。

温泉を口に含んだところ、塩分と苦味を感じます。
加水されているとはいえども、とても濃くて力強いお湯で、ちょっと入っただけでヘロヘロになってしまいました。

かなり不思議な雰囲気が漂う共同浴場です。
独りで行けと言われたら・・・ ちょっと怖い気がしますね。
ただ、お湯は間違いなく良いですので、興味がある方は是非ともどうぞ。

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