最終入湯日 : 2006-7/15
ナトリューム泉 / カルシウム泉 / 鉄鉱泉 / 硫黄泉、など
複数源泉所有
(成分表の掲示無し)
北海道河東郡上士幌町字幌加番外地
01564-4-2163
混浴内湯 ・ 混浴露天 ・ 女性用内湯
500円
幌加温泉に2軒ある温泉宿のうちの1軒です。
とても静かで落ち着ける山間にあり、適度に古くて鄙びたお宿がポツンとあります。
ここに来る直前に入ったもう1軒のホロカ温泉とはすぐの所にあり、歩いて移動する事が出来ます。
日帰り入浴をお願いすると、快く受け入れてもらえました。
なお、お風呂は、混浴内湯と混浴露天、女性専用内湯があります。
男性の私は女性用には入れない(とーぜんだ!)ので、まずは混浴内湯を利用しました。
さて、この内湯、中に入ってビックリしました。なんと、浴槽が3つ並んでいるのです。
壁面にはそれぞれの泉質が書かれており、手前から「ナトリューム泉」「鉄鉱泉」「カルシウム泉」とありました。その奥には打たせ湯があり、更には露天風呂へと続いています。
まずは一番手前のナトリューム泉。「ナトリューム」と言う表記に思わずクスッと笑みがこぼれます。
男湯と言う事なのでしょうか、男性脱衣所出口の所は敷居で囲われていました。
無色透明、無味無臭のお湯で、殆ど特徴を感じません。お湯の鮮度が
あまり良くないのが残念。
気のせいか、薬品のような臭いがしました。
これはきっと、同じタイミングで入浴された方がシャンプーしていたので、その残り香か何かでしょう。
こんな山奥の温泉で塩素を入れているとも思えないですし・・・ ^^;
次に、真ん中の鉄鉱泉。こちらも無色透明のお湯です。
こちらも正直、あまり特徴を感じないのですが、ナトリューム泉に比べると鉄の臭いがしないではない気がします。多分、鉄泉だと信じ込んで入っているからそう感じているだけのような気もしますが・・・^^;
ナトリューム泉との違いがいまいちわかりませんでしたが、浴槽が深く、結構気持ちが良かったです。
そして、一番奥のカルシウム泉。カルシューム泉で無いのが少し残念。
こちらには僅かに白く白濁して見える、透明なお湯が張られています。
手前の3つに比べてると特徴があるお湯で、ごく僅かながら、生臭いような硫黄臭と石膏臭(かな?)がします。入っていて一番温泉と言う感じがしますね。
更に、打たせ湯もあります。
こちらは温めで、打たせの為、殆ど特徴が分かりません。単純泉?
最後に露天風呂。内湯からそのまま外に出て 暫くした所に崩壊したような朽ち果てたような湯船があり、そこにお湯が張られています。
こちらは硫黄泉だそうで、ほんのりと硫黄臭が香るお湯が張られていました。
眼下に川が流れる絶景で、開放感もタップリあって気持ちが良いのですが、周囲にムシが沢山飛び回っていて少々落ち着きません。
時期的に仕方がない事ですが、堪らず内湯に退散しました。
なので、お湯の確認は殆どしていません・・・
ちょっと後悔。
それにしても、いったい何本の源泉を所有しているのでしょうか・・・?
後から聞いた話では、内湯の洗い場にあったステンレス桶に貯められていたお湯も別源泉なのだとか。
それぞれのお湯の違いは微々たるものですので、それだけを楽しみに行くと少しガッカリしてしまいます。しかし、独特の雰囲気は代え難いものがあり、とても面白いところでした。
虫のいない時期を狙って露天風呂に入りなおしてみたいですね。
今度は泊まりで期待なぁ~・・・
ホロカ温泉と並んで、是非とも立ち寄ってみていただきたい一湯です。
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