最終入湯日: 2008-7/20
ナトリウム-塩化物泉
54.2度 / ph7.6 / 1000L / 動力 / S57.8.19
Na+ = 598.5 / K+ = 13.8 / MH4+ = 0.8 / Ca++ =41.5
Mg++ = 7.8 / Fe++ = 0.9 / Cl- = 899.1 / HCO3- =217.5
SO4– = 12 / H2SiO3 = 127.2 / HBO2 = 18.6
CO2= 23.9 / 成分総計 = 1962mg
北海道網走郡大空町東藻琴西区
0152-66-2807
男女別内湯
300円
7:00 – 夕方
友人との湯めぐり2日目。前日私が車を運転したと言う事で、この日はハンドルを握らず、後部座席に座らせてもらう事になりました。
ちょこっと疲れていたので、一眠り。気が付いたらここに到着していました。
そんな訳で、ここがどこなのか、あまり良く分かりません。
見た限りでは、周囲が牧草地帯のとても長閑な場所で、温泉とはまるで無縁そうな所にぽつんとあります。
駐車場から降りたら、隣の草原に牛が放牧されていました。いかにも北海道と言う感じの所です。
お宿の中に入り、立ち寄り入浴をお願いしたところ、快くOKとの事です。内部は少し静まり返っている印象で、他に利用者はいません。訪れた時間が中途半端なタイミングだったからでしょうか。
お風呂は男女別で、内湯があるだけの、お宿の規模相応ともいえるシンプルな物です。
脱衣所入って服を脱いでいると、浴室の方からザアザアと良い音が聞こえて来ます。これは期待が出来そうだと、喜び勇んで浴室に入ってみたところ・・・
あぁ、これだ!こう言うのに入りたかったんだ!思わずそう叫んでしまいたくなるような、見事な掛け流しで、洗い場にオーバーフローしたお湯が溢れています。
結構大きめなタイル張りの湯船は、手前側の大きなメイン浴槽と、右奥に小さな湯船の2つに分かれています。
湯口はメイン浴槽の方にあり、ザバザバと源泉が注がれており、洗い場に気持ちよくあふれ出ています。
右奥の湯船には湯口が無く、メイン浴槽からお湯を貰う形で、温めになっている仕組み。
お湯はうっすら黄緑色に濁っていて、湯底に沈めた足先が少し霞んで見えました。
入った感触は、うっすら潮臭を感じる典型的 な食塩泉と言う印象です。ぺたぺたする肌触りがあり、ピリッと熱めで、45度くらいでしょうか。
食塩泉+高温と言う組み合わせのため、体が瞬間的に温まり、一気に汗をかきます。
ここへ来るまでの道のり、居眠りをしていて、半分寝ぼけていた私ですが、このお湯で一気に目覚めて、頭の中がシャキっとするような心地良さを感じます。
滝のようにお湯が注がれる湯口からは、48度くらいのお湯がこれでもかと言う勢いで注がれています。
鼻先を近づけて匂いを嗅いでみたところ、潮臭の他に、硫黄臭と、石膏臭のような少し生臭いような臭いを感じました。
ちなみに、この浴室には照明がありません。訪れた時は日中だったので、外から明かりが差していて問題ありませんでしたが、夜間はどうするのか。
その答えは、脱衣所にありました。
なんと、脱衣所には、学校とかの体育館で見かけるような、巨大な水銀灯の照明があり、脱衣所のガラス越しに浴室を照らす仕組みになっているのです。
試しにつけてみたところ、水銀灯なので、明るくなるまで時間がかかりましたが、最終的にはまぶしいくらいの光量となって、浴室を照らしてくれました。
いやぁ、これは珍しいです。浴室だと水滴とか付いてメンテナンスが大変だからこのような措置を取っているのでしょうか?
今までこう言う照明方式は見たことが無く、とてもユニークです。
良いお湯だった事もあり、なんとなく夜中再訪してみたくなってしまいました。
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