北海道

フンベ共同浴場 (フンベの湯温泉) ★5

最終入湯日 : 2006-7/15

炭酸水素塩泉?

北海道登別市某所
寸志

温泉巡りをはじめてから、常々行きたいと憧れていた北海道。
遂に行く機会を得ました。
記念すべき北海道第一湯は、北海道でも特に行きたいと思い続けてきた、フンベ共同浴場です。

札幌在住の友人の案内で迷わずに行く事が出 来ました。大感謝!!!
小さな湯小屋がポツンとあり、目前には広々とした海、背後には断崖と言う、凄いロケーションにあります。
私独りで探したのでは延々たどり着く事が出来なかったかも知れません。
一帯は崖崩れの危険地帯につき、行政により立ち入り禁止区域に指定されていますが、この共同浴場の存続を願う地元有志の方々がこの共同浴場を整備、清掃され、守り続けていらっしゃいます。
私がこうして入浴出来るのもその方達のお陰で、感謝の言葉もありません。

湯小屋は「ほったて小屋」と言っても言い過ぎでは無いような、とても粗末で今にも壊れそうなものです。
男女混浴で、簡単な脱衣所と、そのまま続く小さな浴室があります。
ただ、しっかりと管理がされているので、籠やマットなど必要なものはちゃんと揃っており、使い勝手はとても良いです。
壁には地元の方々が持ち寄ったのか、絵画などが貼られていました。
実に素朴で、素晴らしい雰囲気で、ため息が漏れてきます。

さて、浴室ですが、脱衣所と扉無しで繋がっており、浴槽が一つあるだけと言うとてもシンプルな造りをしています。
木造の湯船が何とも風情があって良いですね。群馬の平治温泉を彷彿とさせる素朴さです。
少し緑ががかった黄土色に濁るお湯が張られていました。土類臭と金気臭、炭酸臭を感じるお湯で、成分表が無いので良くわかりませんが、恐らく炭酸水素塩泉でしょうか。
肌触りがスベスベする心地良いお湯で、鮮度が非常によく、じっとしていると体に気泡が付着します。

湯口はプラスチックのパイプになっており、源泉が良い勢いで浴槽にドボドボと注がれています。
このパイプ、伸び縮みさせる事で浴槽の外に流すことが出来ます。
熱くなりすぎた時や体を洗う時などに重宝しそうですね。
湯口のお湯を口に含んでみました。この源泉、海中から湧き出しているのですが、塩分をほとんど感じません。鉄味、土類味、炭酸味と観測しました。
温めなのでゆっくりと入浴出来ます。
出来れば時間を忘れてずーっと入っていたかったのですが、滅多に来れない北海道、他にも色々とまわりたかったので、泣く泣く引き上げる事にしました。

素晴らしいロケーションに、素晴らしいお湯。
温泉に限らずですが、長い間楽しみに待ち続けてきたのに限って、実際に願いが叶うと「ふーん」ってなる事多い気がしますが、フンベは全くそんな事がありませんでした。
夢に見続けていた通りの、期待を全く裏切らない、最高の一湯です。
こんな素敵な所に立ち寄る事ができて、ただただ感動です。
北海道に来たばかりだというのに、「このまま帰っても後悔無い!」なんて思ってしまいましたよ。
(本当に帰ったら後悔するので思いとどまりましたが。^^;)

北海道に行く機会があれば何度でも立ち寄りたい一湯です。
電気が通っていなく、夜は蝋燭だそうですので、次回は日没後行ってみたいと思いました。

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