アルカリ性単純温泉 / 単純硫黄泉、たくさん
ここで紹介するのもめんどーだから、宿のHPでも確認してくらはい
長野県安曇野市穂高有明7226
0263-77-1488
風呂の種類:沢山ありすぎて、よく覚えていません
700円
9:00-16:00
独自源泉と聞いて、胸が躍らない温泉マニアは、いないのでは無いでしょうか。
共有源泉だから駄目と言う事は、一切ありませんが、独自源泉と言う言葉には、何故か強く惹きつけられる魅力を感じます。
成分表に乗っている源泉名が、その宿の名前だったりすると、背筋がビビっと痺れます。
そんな貴重な独自源泉を、複数持つ宿が稀にあります。
例えば、鳴子で有名な高友旅館。こちらのお宿には、4本の独自源泉があり、それぞれ違った個性を持っていて、お湯の入り比べをする事が出来ます。マニアなら涙を流すべきシチュエーションなわけです。
複数ある独自源泉の価値を認めない温泉マニアがいたとしたら、その人はモグリです。私は仲良く出来そうにありません。便所のスリッパで後頭部を引っぱたきたくなります。
このHPをご覧の皆様は、きっと私と同じ気持ちでいて下さるものと、信じております。
さて、そんな価値のある独自源泉。ひとつの宿で、36本もの独自源泉を持っていると聞いたら、どう思いますか?素晴らしいですよね?
むしろ、素晴らしいを通り越して、「独占してんじゃねーよこんちくしょー!」と思いますよね?
そんなにあるならば、私の家に1本分けて欲しいです。
実にうらやまけしからん話ですが、そんな宿がここ、中房温泉です。
36本もある独自源泉は、日本一の所有数だそうです。
今回、やっと行く事が出来ました。
え?今さら中房温泉?湯めぐり始めて何年よ?行くの遅くねぇ?
そんな声が聞こえてきそうな訳ですが、以前から気になりつつも、訪れる事が出来なかったのには、訳があります。
それは・・・このお宿、源泉の数も多ければ、風呂の数も多いのです。
立ち寄り入浴も出来ますが、折角ならば泊まって、いろんなお風呂をじっくり堪能したい。
思いつきで湯めぐりをする事の多い私は、なかなか日程を組むことが出来ないでいたのです。
今回の旅のお供は、紅鮭(嫁)、オトン、オカンの、4名。
朝早く東京を出発し、愛知の親戚に挨拶したあと、中房に行くと言う、何だか移動ロスの多い行程となりました。まぁ、家族旅行ですね。
家族が一緒ですので、他所に立ち寄りたいと言う気分も起こらず、早くチェックインする事が出来ました。珍しく来る途中の湯めぐりは一切無しです。
で、待望の中房温泉。
うん、そりゃもう、素晴らしかった!
全部の湯船を文章にすると、かなり面倒なので、後は写真と簡単な説明でお楽しみくだしあ~
提灯が秘湯を守っている事をアピールしていました。
お部屋は質素ですが、私にとっては必要にして十分。
足湯そばにある温泉玉子コーナー。
売店で生卵を買って、10分くらい浸けていれば、温泉玉子の出来上がり♪
足湯の裏にある蒸し風呂。地熱をそのまま利用しています。
敷地内に幾つかある、源泉冷まし装置です。中房のお湯は高温なので、こうして冷ましています。
大浴場
招仙閣にある大浴場。混浴ですが、女性専用時間ももうけられています。
木をくり抜いた大きな湯口が特徴的です。
お湯からは僅かに硫黄臭があり、ツルツルで気持ちが良いです。
木をふんだんに使った風情が素晴らしいです。
広々としており快適な浴室でした。
不老泉
本館にある不老泉です。とにかく美しいの一言!
脱衣所が両側から浴室を挟むように配置されています。
木をふんだんに使用し、見事な湯屋に仕上がっています。
お湯は温めです。体に負担無く、長時間入っていても疲れません。
朝撮影、夜の風情も良いけど、これはこれで、なかなかです。浴室の雰囲気はココが一番気に入りました!
湯原の湯
宿から少し離れた場所にある、日帰り客に開放している湯屋です。
なかなか開放的で、良い造りです。
開湯直後に入ったので、鮮度抜群、独占状態で湯浴みを楽しむ事ができました。
岩で組まれて目隠しがされています。
宿の裏手、山側は源泉地帯になっていました。
あちこちから湯気がモウモウとあがっています。
流石源泉数日本一!
遊歩道を上がりきった所には、地熱で蒸し焼きを作るコーナーが出来ていました。イモや玉子を蒸して頂きました。
~まとめ~
36本ある源泉ですが、全部が利用されている訳ではなさそうです。
また、どの源泉のお湯も、微硫黄臭、ツルツル、無色透明と言う点で共通しており、区別するのはかなり困難な程に、どれも似ています。
36種類ではなく、あくまで36本。その点は高友とは違うかも知れません。
でも、だからと言って期待を裏切ら切ったかと言えば、とんでもない!
期待以上の素晴らしい温泉でした。
お風呂の数は13個所(プールと蒸し風呂を含めると15個所)もあるため、全部入ろうとすると、旅館の中にも関わらず、数泉ペースでなければ周りきれません。
いろんな湯船で、微妙に異なるお湯を楽しむ事が出来、湯巡りしてて楽しかったぁ~・・・
ちなみに、ウチの母親(当然ながら温泉素人)も喜んで数泉し、全部入ってしまいました。
父親はプール風呂とねっこ風呂をロスト。母が全部入った事を聞いて、少し悔しがっていました。(笑)
ここは、私のような温泉マニアは勿論、普段温泉に馴染みが無い人でも楽しめる、本当に素晴らしい所です!
必ずもう一度来ようと胸に誓いました。
PS
中房温泉で掲載した写真の枚数は、42枚にもなりました。
恐らく、私のHPで、42枚以上の写真を掲載する施設は、この先無いでしょう。
流石源泉数日本一の温泉です。
ハッキリ言ってレポートの更新大変でした!
(良い温泉ほど、レポートの更新が面倒なのです)
2009-8/29
2017年 8月9日~10日 - 再訪、2連泊
再訪してきました。
最高でした!
気が向いた時に写真を更に増やしておきます。(´・ω・`)
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