長野県

有乳湯(田沢温泉) ★4.5

アルカリ性単純硫黄温泉
(源泉名:田沢温泉 2号泉 有乳湯)
40.2度 / pH9.3 / 毎分283L / 掘削自噴 / H12.6.16
Li+ = 0.04 / Na+ = 56.6 / K+ = 0.8 / Mg+ = 0.02
Ca+ = 3.9 / Sr+ = 0.07
F- = 0.5 / Cl- = 38.9 / Br- = 0.1 / OH- = 0.3
HS- = 9.2 / SO4– = 21 / HCO3- = 26.3
CO3- = 12.3 / BO- = 0.9
H2SiO3 = 57.2 / H2S = 0.005
成分総計 = 228.2mg

長野県小県郡青木村大字田沢2700
男女別内湯
0268-49-0052
200円
6:00 – 21:30

田沢温泉街の中心地にある共同浴場で、「うちゆ」と読みます。恐らく「内湯」とかけたものだとは思いますが、なかなかのネーミングセンスに思わず笑みがこぼれます。
ちょっと前まではかなり鄙びた施設だったらしいですが、最近施設が新しくなったらしく、とても小奇麗な印象を受けました。
玄関先に設置してある券売機で入浴料を払うのですが、僅か200円という共同浴場プライスは万年金欠病の私にはとても助かります。

さて、肝心の浴室は、名前の通りに内湯だけしかありません。
仕切りのある洗い場数人分と、比較的ゆったりとした湯船がひとつ。
脱衣所出てすぐの所には掛け湯用の小さな水槽があり、こちらには入浴できません。
その水槽には緑色をした透明のお湯が張られており、掛け湯してみたところ、なかなかぬめり感のある気持ちが良いお湯で、ほんのり玉子臭がします。

湯船の方ですが、こちらには透明のお湯が張られていて、掛け流しになっていました。
一瞬、違う源泉なのか、循環ろ過した為に色が抜けてしまったのかと思いましたが、こちらもかけ湯と同じく、しっかり玉子臭のするぬめり感のあるお湯です。
同じ源泉らしいのですが、同行していただいた湯巡りの達人、アブラ童子さんによると、お湯に色が付くと言うことは、劣化している証拠なんだそうです。
浴槽内のお湯よりもかけ湯の方が劣化しているなんて、何だか変わっていますよね。

とても気持ちが良いお湯で、湯口付近にいると、体中にビッシリ泡が付きます。
泡付きのよさは、お湯が新鮮だという証拠のようなもの。(泡が付かない泉質だと、幾ら新鮮でも何もありませんが・・・)
温めで、いつまでもゆっくりしていられるような、とても気持ちが良いお湯でした。
湯上り、自販機でビン牛乳を買って一気飲みしました。
うーん、良いお湯に入った後に飲む牛乳は、格別に美味しいですな。

今回は、他にも色んな方々と一緒に湯巡りをしていた最中だったので、ゆっくりしている事も出来ず、比較的短時間で出てきてしまったのですが、これは良い所を教えて貰えました。
次回は是非、時間を気にせずに思う存分ゆっくり入浴していたいものです。
素敵なお湯にめぐり合う機会を下さった、アブラ童子さんに感謝!

2005-9/18

2025年 3月31日 - 再訪・日帰り入浴

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田沢温泉ある共同浴場、有乳湯です。
久しぶりに再訪しました。
外観などは以前訪問した時から変わっていません。

相変わらず良いお湯ですね!
ざばざばと大量掛け流し!

今回かなり久しぶりの再訪だったのですが、入った瞬間に思ったのは、有乳湯のお湯ってこんなに良かったっけ!? と言うもの。
もちろん以前訪問した際も良いお湯でしたが、その記憶を遥かに上回る良いお湯でした。

強く香る甘い硫黄臭、あっと言うまにビッシリ肌を覆う気泡、ツルツルする肌触り。
湯口付近で浸かると、水飛沫が目に入る程の大量掛け流し。
ぬるめなのでいつまでも入っていられます。

最高ですね!

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浴後、ご厚意で地下の配管を見学させて頂きました。

この配管を見ただけでは何が何だか分かりませんけど、源泉はこの地下から湧いているそうですね。
普段は見れない温泉の裏側、ここから配湯されたお湯が湯舟に注がれたり、他のお宿へ供給されていると思ったら、なかなか興味深いものがあります。

ここは何度来ても良いなぁ~!

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