ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
(共益会3号ボーリング)
長野県下高井郡山ノ内町大字平穏
男女別内湯
ジモ専 (諸条件により立ち寄り可)
星川温泉にある、大湯共同浴場です。
普段はジモ専で、鍵が掛けられており、観光客が入浴する事は出来ませんが、湯田中温泉観光協会が行っている「まるごてら」の企画で、鍵を開けて貰い、入浴する事が出来ます。
建物はコンクリートの、まるで公民館のようなものです。通りから少し入ったところに入り口があり、普通に歩いていたのではまず気がつかないであろう場所にあります。
建物の脇には洗濯用の湯船がありました。
さて、内部。とてもシンプルな造りをしています。大湯と言えば、温泉街の中心にデーンと構えていて、とても立派なイメージがありますが、ここのは
とてもひっそりとしていて大人しい造りの印象です。
浴室はタイル張りで、中央に湯船がひとつ。周りが洗い場になっていると言う造りをしていました。
お湯は無色透明で、無味無臭。じっくり観察すると、ほのかに潮のような温泉臭を感じる事が出来ます。
お湯の温度は46度ほどで、結構熱め。ずっと入り続けるにはきつい温度ですが、体や頭を洗ってさっさと温まり出て行くにかえって都合が良く、生活浴場なのだなぁと改めて実感。
湯口からは熱いお湯が注がれており、その脇には加水用の蛇口があります。
なんと、そこには適温が45度である旨が書かれているではありませんか!
うぅむ、一般的に適温は42度前後とされています。勿論それより熱い温泉は数多くありますが、適温が45度と明記されている所は初めてみました!
ある種の感動を覚えるとともに、「ここの住民の温度感覚、狂っていないか?」と、余計な心配すらしたくなってしまう訳ですが・・・
おそらく、寒い冬でも、短時間で体を芯から温めるための45度なのでしょう。
地域によっては事情も異なるのだなぁと、改めて実感する事が出来ました。
2007-7/15
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