含硫黄 -カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉
長野県下高井郡山ノ内町大字平穏7148
男女別内湯 ・ 露天風呂
0269-34-2031
日帰り: 内湯700円 / 露天500円 / 両方1000円
12:00頃 – 15:00頃まで (要確認)
インターネットの「じゃらん」を見ながら時間つぶしをしていたところ、バスクリンのような緑白濁をする事で知られる「熊の湯ホテル」の近くに一望閣というホテルがある事を知りました。
この一望閣、じゃらんによると、熊の湯と同じく薄緑色に白濁する硫黄泉との事です。
興味が沸いた私は、この一望閣の入浴レポートがどこかに無いかと、ネットで色々と調べてみたのですが、あまり有益な情報を得ることが出来ず・・・(私の探し方が悪いだけかも知れませんが。^^;)
ならば、自分で行って確かめるしか無いと思い、日帰りにて利用して参りました。
熊の湯に着き、一望閣はどこかと探してみたところ、なんと熊の湯ホテルの隣にありました。
これならばお湯も期待出来そうです。
ちなみに、一望閣前の昇り旗には、「志賀高原ほたる温泉」と書かれていました。
ここも志賀プリンスホテルと同じく、ほたる温泉として売りに出しているようです。
絶対熊の湯の方が良いのに・・・
さて、ホテルに入ろうとすると、入り口で籠の中に入った2匹のウサギがお出迎え。ホテルで飼っているのでしょうか・・・?
自動ドアを開けて中に入ると、次は犬(柴犬?うろ覚えです)のお出迎えです。この犬もホテルで飼っているのかな・・・?
フロントへ向かおうとすると、今度は三輪車に乗った2人の子供が私の前を横切りました。
・・・えぇと、このお子さん達もホテルで飼われているのかな???
まぁ、ちょっと変わっていますが、客室数も多そうなホテルにしては、妙にアットホームで気疲れしない所です。
さて、日帰り入浴をお願いすると、フロントのオジサン、珍しいお客さんが来たもんだという感じで対応してくれました。あまり日帰り入浴する人がいないのかも知れません。
浴場は2箇所、建物内の内湯大浴場と、外の駐車場脇に露天風呂があるそうです。
内湯だけなら700円、露天だけなら500円、両方ならば1000円との事。
とりあえずどんなお湯かも分からない所で、1000円払うのもどうかと思い、内湯のみを利用させて頂く事にする。
内湯は、長い廊下を歩いた地下にありました。
浴室は大浴場というだけあって、想像していたより結構広いです。
10人程度ならば窮屈を感じることなく入る事が出来ると思います。
入浴受付時間直後に訪れたため、お湯は浴槽の8割程度しか入っていませんでしたが、湯口からお湯が結構な勢いで注がれていた為、みるみるうちに浴槽が満たされてきました。
宿の説明では、温度調整の為に天然湧水で加水しているとの事ですが、それでもしっかり薄緑色に白濁する、とても濃そうな硫黄臭プンプンのお湯です。
驚いたのは、お湯の表面に大量に浮く湯花の数です。
お湯の表面に気持ちが悪いくらいビッシリと浮かんでいました。
残念ながら、湯船にお湯が満たされると、全て流されてしまったのですが・・・
加水されているにも関わらず、とても濃いお湯であることがうかがい知れます。
お湯は前述の通り、白濁の硫黄泉です。熊の湯ホテルほどではありませんが、僅かに緑色に濁っています。
入ってみた印象は、かなり濃くてキツイお湯です。ズシンと来るようなお湯の攻撃力は、もしかしたら熊の湯ホテル以上かも知れません。
臭いは濃いめの硫黄臭で、僅かにアブラっぽい臭いもしました。
例えるならば、青森の湯ノ沢温泉「なりや」のお湯を3倍希釈し、塩分を大幅に除去したような印象です。
予想していなかった良泉ぶりに、思わず嬉しくなってしまい、予定していた時間より長く入浴してしまいました。
おかげで、温まりすぎてしまい、湯上りは汗だくです。
これは嬉しい悲鳴、かな?
湯上りにホテルのフロントにあるソファーで涼んでいたのですが、子供と犬はいなくなっていました。
(ウサギは相変わらず外にいる)
訪れた時間(午後11時頃)と、スキーシーズンが終わった直後という季節的な理由かも知れませんが、私と彼女以外にもお客さんもいません。
客室数の割には随分と静かなホテルです。
全国から多くの温泉ファンが訪れる、お隣の熊の湯ホテルの盛況ぶりに比べると、随分と差があるように感じました。
私は熊の湯ホテルもとても好きですが・・・
一望閣、これだけお湯が良いのであれば、もっと脚光を浴びても良いのではないかと思いました。
是非とも頑張って欲しい施設です。
2005年 5月29日 - 初訪問時のレポート
2007年7月15日 - 再訪
以前内湯のみを利用した一望閣、今回は露天を利用させて頂きました。
ちなみに、露天のみ利用する場合、500円です。内湯だけだと700円。両方とも利用する場合は1000円かかります。
露天風呂は、ホテル駐車場の脇にあります。ちゃんと男女別に分かれており、見た目はまるで共同浴場のような小さなもの。
狭い為に人数制限がされており、フロントでスリッパを借りてお風呂に向かいます。
中に入ると、3人同時に入ると身動きが取れなくなりそうな、手狭な脱衣所がひとつ。
その先に露天風呂があるのですが、この露天、四方を壁に囲まれた、屋根だけ開いている眺望が全く無いものです。
1人分の洗い場と、2人分入ると少し窮屈なサイズの石組みの湯船がひとつあるだけでした。
実にコンパクトです。
たまたま私が利用した際は他に人が居なかったので良かったですが、見知らぬ他人と一緒だったらちょっと居心地が悪いかもです。
これだったら貸切風呂にした方が良いんじゃないかなぁ・・・?
肝心のお湯は、白濁で硫黄臭が香る、内湯と同じ源泉が使用されています。
ただ、温度はちょっと温め。いつまでも入っていられますが、加水量が多い印象で、源泉そのものが持つ濃さが失われてしまっているのが少し残念。
湯船が舞台湯になっており、体をお湯に沈めるとザバーっと豪快に溢れて気持ちが良いです。
温めなお湯のおかげで長時間入る事ができ、何度もお湯を溢れさせて遊んでしまいました。
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