湯宿温泉群馬県

大滝屋旅館 (湯宿温泉) ★3.5

ナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉
(大滝温泉・窪湯の混合泉)
48度 / ph7.2 / H17.6.30
Na+ = 236 / K+ = 3.34 / Mg++ = 0.76 / Ca++ = 131
Cl- = 94.2 / F- = 4 / SO4– = 642 / HCO3- = 37.8
H2SiO3 = 52.6 / HBO2 = 6.2 / CO2 = 52
成分総計 = 1260mg

群馬県利根郡みなかみ町湯宿温泉2383
0278-64-0602
男女別内湯
300円
営業時間 要相談

つげ義春の「ゲンセンカン主人」の舞台になったとも話を聞く、大滝屋旅館。
以前立ち寄ろうと思って伺った事がありますが、清掃中で入ることが出来ませんでした。

お宿へのアプローチは2通りあり、小瀧の湯側から行くと、看板が非常に鄙びていて、まるで「ゲンセンカン主人」そっくりなアプローチで実に素晴らしいです。
国道側から行ってしまうと、駐車場でちょっとつまらないので、初めて行かれる方は、是非共同浴場側の細い路地を使用して欲しいです。
お宿はつげ義春の作品とは全く違う、普通のところ。現在は接骨院も併設されています。
中に入り、立ち寄りをお願いすると、今回は快くOKして貰えました。

お風呂は男女別で、内湯のみです。
雨が降る夕方で、何だか少し薄暗い感じです。タイル張りのシンプルな浴室は、手前が洗い場、奥が湯船と言う造り。
湯船は4~5人ゆったり入る事が出来そうな、そこそこ大きい物です。ちなみに女湯は三角形でかなり小さい湯船だったそうで、ちょっと羨ましい。

お湯は薄暗いので確認し辛いですが、恐らく無色透明。湯花なども特に見当たりません。
少し温めで41度くらい。ずっとお湯に浸かっている事が出来る温度です。
お湯は掛け流し。ここは独自源泉の大滝源泉と窪湯源泉を混合して利用しているとの事。
僅かに温泉臭がしますが、湯宿っぽい芒硝臭とはだいぶ印象が違います。
温いせいもあるかと思いますが、お湯自体もあまり鮮度を感じません。ただ、肌触りはとても柔らかく、別に印象は悪くありません。

湯口からは少し熱めのお湯がドボドボと注がれていました。脇にはコップもあり、飲泉が出来るようになっています。
お湯を口に含んでみたところ、ほとんど無味ですが、僅かに土類系の味がします。
芒硝泉と言うより、炭酸水素塩泉と言う印象の方が強いかな?
温めなので、時間を気にせずにゆったり入ると気持ちが良さそうなお湯だと思いました。

ゲンセンカン主人のイメージは、入り口のアプローチだけでした。
作品のように、浴室内に仏壇とかあったら面白かったのに・・・って、でも、本当にあったら嫌かな?(笑)
ともあれ、来たいと思っていた所でしたので、立ち寄る事が出来て良かった一湯です。

2008-4/13

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