群馬県

くつろぎの湯(応徳温泉) ★4.0

含硫黄-ナトリウム・カルシウム・硫酸塩・塩化物温泉
(応徳の湯、昭和の湯) 42度 / ph7.7 / H25.7.4
Na+ = 164 / K+ = 3.39 / Mg++ = 1.34 / Ca++ = 132
Cl- = 165 / SO4– = 410 / HCO3- = 48.9 / HS- = 3.6
H2SiO3 = 68.3 / HBO2 = 12 / CO2 = 15.4 / H2S = 0.9
成分総計 = 1,030mg

群馬県吾妻郡六合村小雨21-1
男女別内湯
0279-95-3241
400円
10:00 – 20:00 (夏季は21:00まで営業)

応徳温泉は道の駅「六合」の裏手にあります。
道の駅と隣り合った建物で、歩いても一分とかからない場所にある為、利用される際は道の駅を目印に行くと良いでしょう。

今回私が利用した「くつろぎの湯」は、六合村の「高齢者センター」内にある日帰り入浴施設です。
基本的には地元の方用の施設みたいですが、観光客でも気兼ねなく利用出来ます。
なお、くつろぎの湯の隣には宿泊用の旅館「花まめ(旧六合山荘)」があります。

さて、このくつろぎの湯、入って最初に感じたのが、なんとも不快なトイレの臭い。
受付と浴室の間にトイレがあるのですが、扉などが無く風通しが非常に良いため、臭いがそのまま玄関にまで伝わってきてしまっています。
これは正直いただけない。お湯の評判が良い所だったので、気にしないよう自分に言い聞かせながら、受付を済ませて中に入りましたが・・・
玄関は施設の第一印象です。
ちょっと対策をしてほしいところですね。

さて、肝心のお風呂ですが、内湯のみで、湯船が一つあるだけの非常にシンプルなものです。
数人分用意されたシャワーの出も非常に良く、なかなか綺麗で使いやすい。
湯船に張られたお湯は、白い湯花が粉雪のように舞う硫黄泉です。
お湯そのものの肌触りはあまり特徴の無いものですが、優しい硫黄の臭いが心地よく、いつまでも入っていたくなる心地よさです。
お湯の温度は42度でほぼ適温。湯口のお湯を飲んでみたところ、硫黄の苦味と僅かな塩分を感じる、飲みやすくて美味しいお湯でした。

気持ち良いお湯のせいで思わず長湯してしまったせいか、湯上りはポカポカに体が温まりすぎてしまい、汗がなかなか引かなくて困りました。
待合室にあった「手動扇風機」と命名された団扇を使い、暫くの間涼む。
是非ともまた利用したいと思いました。

ただ、トイレの臭いだけは・・・
ホント、お湯がとっても良いところだけに、何とかして頂けると非常に嬉しいです。^^;

2005年5月15日 - 初訪問時のレポート

2009年3月20日 - 再訪

最後に訪れたのが2005年5月15日ですので、4年近くぶりの再訪です。
以前気になった玄関先トイレ臭が無くなっており、まずは一安心。

お風呂は以前訪れた時と変わっていません。掛け流しなのですが、お湯が湯船の縁まで満たされていないのも、以前と変わらずです。
お湯は白濁で、透明度30cm程でしょうか。湯底は濁りで完全に見えません。
ところどころに黒湯花が舞うお湯からは、ハッキリ分かる硫黄臭。前回訪れた際も硫黄臭を感じましたが、ココまでは強く無かった記憶があります。
今回は友人を案内する目的で立寄った訳ですが、以前より濃いお湯を堪能出来たので、とても良かったです。

やっぱ、温泉は一度入っただけじゃ評価出来ないよなぁと、強く実感しました。
再訪するのって楽しいですね!

2020年 3月20日 - 物凄く久しぶりの再訪

ここのお湯は結構好きなのですが、ずいぶんと長い間素通りしていました。
記憶を呼び覚ますのも結構楽しいものですので、気まぐれで立ち寄ってみることに。

受付が併設の旅館「花まめ」に変わっていましたが、それ以外は以前の通りです。うっすら灰白濁、ほんのり優しい硫黄臭の気持ちが良いお湯です。
地元のお年寄りが入れ替わりで入ってきては、「おう、〇〇さん、久しぶり!」「なんだぁ、珍しい奴がいるぞぉ!」なんて、楽し気に談笑されています。
周囲には民家がポツンポツンとある程度の場所ですが、皆さんどこから来られたんでしょうね?
こういう方達のお陰で、この良いお湯が廃れる事無く守られ、こうしてたまにしか来ない私も楽しませて頂けているのです。そう考えると感謝の言葉しか出てきません。

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