単純温泉
(湯の花温泉 湯本の湯)
58.6度 / ph8.2 / 13L / H17.4.25
Na+ = 141.5 / K+ = 8.8 / Ca++ = 39.2
Cl- = 201.8 / F- = 4.2 / Br- = 0.7 / SO4– = 95.3
HCO3- = 17.3 / CO3- = 5.4 / H2SiO3 = 29.1
HBO2 = 3.5 / 成分総計 = 548.8mg
福島県南会津郡南会津町湯ノ花
男女別内湯
200円
6:00 – 22:00 (清掃で入れない場合あり)
湯ノ花温泉に4箇所ある共同浴場のひとつです。
他の3箇所が無料駐車場から比較的近いのに対し、ココは歩いても行けますが、少しだけ離れています。ただ、その代わりに共同浴場前に2台分の駐車スペースがあるので便利です。
共同浴場の周辺には、旅館や民宿が数軒並んでおり、鄙びた温泉地が大好きな私にとっては、ワクワクするような素晴らしい街並みに見えました。
共同浴場内部は、手狭ながら、まるで民家の中のようなアットホームさを感じます。
管理人は不在で、料金箱にお金を入れる仕組み。浴室は男女別に別れているのですが、なんと、それ以外に地元民専用の内湯もありました。
男湯、女湯、地元民湯の、合計3箇所です。
色々なジモ専があるのを知っていますが、こう言うジモ専は初めてのパターンです。
従来のジモ専だと、どうしても入ってみたいと言う衝動に駆られてしまうのですが、これであれば、全然そんな気も起きませんね!
さて、利用したのは勿論男湯。コンクリートの湯船に無色透明のお湯が並々と満たされており、気持ちよくオーバーフローしています。
掛け湯してビックリ。なんと、強い芒硝臭がするではありませんか!
湯ノ花のほかの3箇所の共同浴場から比べると、まるで別物くらいに泉質が違います。驚いてしまいました!
お湯に浸かってみたところ、43度くらいでほぼ適温です。ただ、芒硝成分のせいで、肌触りがビリビリと来て、実際の温度よりも少し熱く感じます。
お湯からは甘い芒硝臭が鼻先をくすぐり続けます。まるで山形の赤倉温泉のお湯に浸かっているような気分です。
湯口からは熱いお湯が注がれています。口に含むと、薬味のような、芒硝味がしました。芒硝成分が析出でカチカチに固まった湯口もお見事です!
天井を見上げると、外の明かりが梁の間から注がれていました。ボーっと見上げながら入っていると夢見心地です。
浴後感も素晴らしく、ベタベタ感が一切無く、サラサラします。体が少し身軽になったような気がします。このお湯は大満足!
4箇所ある湯ノ花温泉、個人的に、泉質では石湯を差し置いて一番好きです。
川原沿いと言うロケーションを考えると、石湯のインパクトは非常に強い訳で、★の数では少々控えめにしてありますけど・・・
もし私が地元に住んでいて、毎日通うとしたら、断然この湯端の湯を選びますね!
今から再訪が楽しみな一湯です。
2008-3/8
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