ナトリウム・カルシウム-塩化 物・硫酸塩温泉
(上山温泉1号、2号源泉)
64.9度 / ph7.8 / H16.5.31
Na+ = 535 / K+ = 12.7 / Ca++ = 354 / Cl- = 738.4
Br- = 1.7 / SO4– = 791.7 / HCO3- = 52.7
H2SiO3 = 50.5 / HBO3 = 10.3 / 成分総計 = 2553mg
山形県上山市湯町4-12
023-672-0149
男女別内湯
450円
上山温泉発症の地、湯町にあるお宿です。直前に「伊勢屋」さんに立ち寄っていましたが、その伊勢屋さんと並んで、友人に「ココ良いから是非立ち寄ってみて!」と薦められていた
所です。場所は伊勢屋から歩いてすぐの所にありました。こぢんまりとしていて、家庭的な雰囲気がするお宿です。
中に入ると、ご主人が出てこられました。立ち寄り入浴をお願いすると、どうぞとの事です。
お風呂は少し歩いた先にあり、一応男女別に分かれています。ご主人に「貸切でお好きな方にお入り下さい」と言われたので、両方を覗き、狭い女湯の方を使わせて貰う事にしました。
さて、その女湯。左手側に湯船、右手側に洗い場があります。貸切で利用するには丁度良い広さです。
浴室内には電気がついておらず、外からの光が差し込んでいますが、少し薄暗い感じです。
かなり年季が入った印象の浴室で、私個人としてはこう言うがむしろ落ち着けて好きですけど、付き合い始めたばかりのカップルが迷い込もうものならば、すぐに破局を迎えてしまうのではないでしょうか。
お湯は40度ちょっとの温めです。源泉は共有源泉で、1号泉と2号泉を混合した物が張られています。
無色透明、ほんのり石膏臭と芒硝臭があります。温めなのでゆっくり浸かれますが、正直、鮮度はあまり宜しくもありません。
ただ、加水は一切されていないようで、お湯はなかなか濃く感じます。
ふと湯口を見ると、析出物で固まっており、お湯が止まっていました。その脇には、湯口の代用として、樋で源泉溜まりから熱いお湯を引いています。
注がれる新湯は素手で触れる事が出来ないほど熱いですが、湯量は少なくチョロチョロと言った具合です。
どうやら利用者が少ないようで、幸いにしてお湯が汚れている印象はありませんでしたが、これでいろんな人が入れ替わり立ち代り入ったら、ちょっと大変かもしれません。
あまり利用者がいなくて静かな現状が丁度良いのかも知れませんね。
独りでゆっくり寛ぐにはなかなか良さそうです。
じっくり湯治なんかしたい人には良さそうな一湯でした。
2009-1/2
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