ナトリウム-塩化物・硫酸塩温 泉
(東根温泉協同組合15号源泉) 67.9度 / ph8.2
Na+ = 319.7 / K+ = 8.9 / Ca++ = 32.6
Cl- = 349.5 / SO4– = 187.3 / HCO3 = 145.4
H2SiO3 = 77.8 / 蒸発残留物 = 1028mg
山形県東根市温泉町1-22-5
0237-43-2201
男女別内湯
150円
8:00 – 20:00
山形県の東根温泉に幾つかある共同浴場のうちのひとつです。
地図を片手に車を走らせると、道路沿いに看板発見。
「あ、簡単に見つかった!」と、思いきや、そこにあるのはそう見ても民家風。
「あれ、違ったかな?」と、少し考えてしまいましたが、良く見ると、民家風建物の玄関扉にしっかり「いわの湯」と書かれていました。
いやぁ、全国色んな共同浴場ありますが、ここは「ザ・ベスト・オブ・民家チック共同浴場」ですね!
中もまるで民家。玄関先で人を呼ぶと、中から女将さんが出てきてくれました。
廊下とか縁側なんて、まるで民家。入り口から入って左手側は、どうやら生活スペースらしく、畳部屋にちゃぶ台やらテレビといった、生活臭漂うものが置かれていました。
さて、お風呂。
勿論内湯のみです。で、こんなに民家チックにも関わらず、ちゃんと男女別に別れています。普通の家ならば、お風呂が男女別なんて、あり得ないでしょ。
最初からお風呂屋さんとして建てられた家なのか、昔は旅館業でもやっていたかでしょうね。なんだか不思議な感じがします。
浴室には、湯船がひとつあるだけで、とてもシンプルです。
湯船の脇には源泉の汲み置き槽があり、そこにホースが2本刺さっていて、そのホースでお湯が洗い場中央の排水溝に捨てられていました。
アレ、湯船には注がないの?って思いましたが、どうやら、熱過ぎるからでしょうか。
源泉は素手で触ると火傷確実な熱湯でした。きっと、入浴者が必要に応じて湯船にお湯を注ぎ足す仕組みなのでしょうね。
肝心のお湯の印象はと言うと、硫黄臭と強いモール臭がする、とても特徴があって気持ちが良いお湯です。
ごく僅かながら、ゴム臭のようなアブラ臭もしました。
見た目は黄褐色透明。ごく僅かに白い湯花が舞っています。
少し温めで、40度ちょっとでしょうか。ゆったりと入る事が出来て、そのままお湯の中で寝入ってしまいそうなほどマッタリできます。
排水溝に誘導されていたホースを湯船に誘導すると、気持ちが良いお湯が足され、少しづつ温度も高くなり、更に気持ちが良いものになりました。
いやぁ・・・ここは落ち着くなぁ。
お湯良し、鄙びた風情良し、素晴らしいです。そのうえ、入浴料は僅かに150円!
ウチの近所にあったら、毎日でも通ってしまいそうです。
そういえば、私の湯巡り仲間で、この近所に住んでいる人がいるんだよなぁ~・・・
でも、その彼、東根温泉には滅多に入らないのだとか。
うーん、なんて贅沢なんだ!!!憤怒っ!!!
とても気持ちよく、できることならこのままずっと入っていたかったです。
他にも色々と周りたいところがあり、残念ながらそのままゆっくり出来なかったのですが・・・
東根には、湯巡りではなく、宿泊で来てみたいですね。
その時は、ここにも立ち寄り、時間を気にせずに入っていたいなぁ~
鄙び系共同浴場が好きな方にはマストな一湯です。
2006-9/17
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